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2016.08.13

明るさと強さ。女子・和歌山県中学選抜の取材にて

編集長なるみのこぼれ話

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きゃあー とも ぎゃーともつかない歓声が、体育館に響いてました。
和歌山県・海南市の拝待体育館コート。声の主は、取材対応を終えたばかりの中学生の女子たちで、4対4でボールを打ち合い、遊んでいます。一見あどけなくも見える彼女たち、実は日本一の中学軟庭女子! 2016年の都道府県対抗全中で団体優勝した、和歌山県選抜の皆さんに、プレーの実演などなど取材を受けていただきました。

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「こんにちは!」の挨拶とともに三々五々、体育館に集まってきてくれた和歌山選抜の中学生の皆さんは、人数が増えるとともに元気度アップ。所属中学の分かれた選抜チームとは思えない自然な親しさを感じました。取材実演中の真面目な表情とのギャップも印象的でした。

「お互い、小学生時代からの知り合いですからね」とは、2015年度監督の太田先生。選手たちは、ずっと全国トップレベルで活躍してきたメンバーが中心なんですね。指導者としては若手の太田先生は「もっと叱ることも必要」と、先輩先生にアドバイスをもらうこともあったのだとか。ただ、あまり怒るような場面がなかったのだそうです。
「仲が良くて明るいし、テニスが好きだし、実は1人ひとりが負けず嫌いで。自由にさせたいって思ってしまうんですよね」(太田先生)。

「勝負ごとなので、チームとして、個人として、強化の過程や大会中には、厳しい局面もありました。それでも全体の雰囲気、士気が落ちてしまうことがない子たちでした。切り換えが早い。誰かが盛り上げて空気を変えられる。明るいって、強い! と思います」(太田先生)

明るい、というと芸人さんのようなアピール型の発信が想像されるかもしれません。彼女たちの明るさは、どちらかというと「朗らかさ」。隣にいる子を、元気づけてあげるような。コートの中でも外でも、キャラクターって大切だとあらためて感じました。

そして、取材の終わりに、前年まで監督を務められてきた辻先生(2015年度はコーチ)がぼそっと伝えて下さったのは、次のステップへの意欲でした。
「取材でお話した内容を雑誌を読んで、私たちの考え方や方法論を、真似てくれるチームがあったらうれしい。その結果、もし私たちが周りに研究されたら、私たちはその上をいくテニスを追求すればいい。切磋琢磨して、よりイイものができたらいいんです。選手の特徴によっても、年ごとテニスは違うでしょうしね。だから私たちは、情報を開示します」。あっけらかんとした姿勢に、かえって覚悟を感じました。みんなで高みを目指そうよ! そんな、和歌山の先生方の気概が伝わってきました。女子・和歌山県中学選抜の戦い方、考え方については、発売中の『熱中!ソフトテニス部36号』に詳しく!

※取材をさせていただいた会場の拝待体育館。拝待は「はいまち」と読みます。

写真◎江見洋子 文◎成見宏樹

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