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2017.08.03

道具の調整は大切。ラケットを持った感触で調子の良し悪しが分かるので

【WEB連載】船水颯人『JKTへの道』#22 インカレ、夏対策

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8月5~10日に大学の日本一を決めるインカレが石川県で行われる。昨年、早稲田大は大学対抗で前人未到の5連覇を成し遂げ、今年は6連覇の記録更新を目指す。船水颯人が語る抱負とは。夏大会シーズンを乗り切るための体調管理と、調子の良し悪しの判断にもかかわってくる道具の調整についても聞いた。

ソフトテニスマガジン・ポータルでは、船水颯人の2018年ジャカルタ(JKT)アジア競技大会に向けた取り組みをインタビュー連載で追っていく。船水颯人『JKTへの道』第22回はインカレ、夏対策について。

船水颯人/ふねみず・はやと 1997年1月24日生まれ、20歳。青森県出身。身長170㎝、右利き、後衛。黒石烏城クラブ(小1)→黒石中→東北高→早稲田大3年

6月29日から7月4日に行われた2018年アジア競技大会日本代表候補第1回合宿で、早稲田大でもペアを組む上松俊貴(左)と

7連覇に並んで、後輩につなぎたい

――インカレの開幕が迫っています(8月5~10日)。現在、早稲田大男子は5連覇中。6連覇が懸かっていますが、記録への思いはありますか。

ありますね。今年で6連覇を果たし、僕が4年生になる来年には7連覇まで記録を伸ばしたいです。東京女子体育大の7連覇が最多記録なので、そこには並びたい。後輩の内本(隆文)、上松(俊貴)たちにつないで、超えてもらわないと。

――6連覇を狙うだけでなく、7連覇まで見据えているのですね。

達成したときに、どのような感覚になるのか、味わってみたくて。先を見据えすぎるのはよくないと思っていますが、目標にしています。「早稲田は強い」と言われますが、それを結果で証明したい。「早稲田にはかなわない」と言われるくらいになりたいです。③-0で圧倒する試合運びではなくても、最後に勝つのは早稲田というところを見せます。

――今年も3冠を狙いますか。

もちろん目標は3冠です。毎年ですが、インカレの試合日程は厳しいので、今回はどうでしょうね(笑)。昨年は夏のこの時期に25試合でしたから。正直、肉体的には、かなりハードです。まずは団体で結果を残すことを考えています。そこで勝つことができれば、勢いが出てくると思います。

練習と試合の誤差をなくしたい

――真夏の時期に気をつけることはありますか。

体調管理。一度、風邪で寝込んでしまうと、カラダを元に戻すのが大変ですから。練習中は、しっかりと水分を補給しています。早稲田では午後2時半から5時くらいまで全体練習をしているので、なおさらです。どのような暑さの中でも、集中力を保つようにしています。

――集中力を保つためには何が必要?

休憩時間を長めに取ること。どれだけ集中して練習できるかどうかが大事です。暑さでバテしてしまっては、意味がないので。一つひとつの練習で集中力を上げる努力をしています。試合は昼間にもありますから、この暑さに慣れないといけません。

――これだけ気温が高いと、道具のケアも気を使うのでは?

ガットは緩むのが早いですね。夏の時期は、ラケットを連続して使うのは2~3日程度。スペアを用意しているので、緩みを感じたときには、3~4時間や1日でも変えます。グリップも同じ。2日に1度くらいのペースで変えていますね。

――道具の消耗には敏感なんですね。

なるべく同じ条件下で練習するようにしたいので。練習のときに消耗しているラケットを使い、試合で新しいものを使えば、ちょっとした感覚の違いが出てくると思うんです。僕はその誤差をなくしたい。常に同じ条件の道具を使い続けることで、技術の変化などにも気づくことができる。毎日、同じ準備運動をして、練習に入るのと同じで、道具にも気を使っています。

僕は、“感覚をつかむ”ことを大事にしています。いまは、ラケットを持った感触で、調子の良し悪しがだいたい分かる。悪いときはラケットが重いし、カラダも重く感じます。すぐに分かれば、対処法もありますし。

いつも同じ感覚で練習するために、道具にこだわっています。

※次回は8月10日(木)に公開予定

>>船水颯人『JKTへの道』バックナンバーはこちら

取材・構成◎杉園昌之 タイトル写真◎阿部卓功 写真◎江見洋子(日本代表候補合宿)

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