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2017.10.08

【国体】少年男子・惜しくも敗退の地元愛媛で躍動した簗田/大村「楽しくできた」「悔いなくやれた」

第72回国民体育大会◎10/6~9八幡浜・大洲地区運動公園テニスコート(成年)、今治市営スポーツパークテニスコート(少年)

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愛媛の簗田亮(右)/大村和己。ともに済美高の3年生

今治市営スポーツパークテニスコートで行なわれている第72回国民体育大会「愛顔(えがお)つなぐ えひめ国体」のソフトテニス競技・少年。初日の8日、少年男子で大きな注目を集めたのが地元・愛媛だ。

初戦となった2回戦・熊本との一戦で、1番ダブルスで登場したのが済美高のペア、簗田亮/大村和己。簗田のダイナミックなストローク、大村の的確なボレーでポイントを重ね、G④-2で勝利を収めた。2番と3番が敗れ、悔しい初戦敗退となったものの、地元の重圧に負けず、持てる力を出し切った2人に話を聞いた。

少年男子の愛媛チーム

愛媛を応援する人ばかりで、最初は緊張しました

――地元の大応援団がコートを取り囲み、大きな注目を集める中での1番での登場でした。

簗田 地元開催なので、いろいろな人の応援があって緊張しました。でも大村が試合の序盤にしっかり決めてくれたので、勢いに乗って試合に勝つことができました。

大村 コートの中に入って周りを見渡したら、愛媛を応援する人ばかりで、最初は緊張しました。でもヤナ(簗田)がしっかり配球してくれたので、勝つことができたと思います。

――昨日はよく眠れましたか?

簗田 昨日の夜は大丈夫だったんですけど、試合に入ったときに一気に緊張が来ました。

大村 夜もしっかり眠れて、朝の練習も普通にできました。でも整列して、コートの中に入って周りを見たら歓声がすごかったので、舞い上がってしまいました。

――G3-0からG3-2まで追い上げられました。

簗田 G3-0から1ゲームを返されたときは正直、焦りました。でも、このままだと相手に勢いに乗られて負けてしまうと思ったので、少しでも多く大村と話すようにしました。

大村 前半は思い切って自分たちのプレーができていましたが、2ゲームを返されたのでやることをしっかりやることを意識しました。

簗田亮(右)/大村和己

――地元での国体に向けての強化は、いつから始まったのですか?

簗田 自分が小学校のとき、選抜チームに入ったときから強化が始まっていました。試合に負けて泣いたりしたこともありますが、県のコーチの方々が優しい言葉を掛けてくれて、次から頑張ろうと思い、地元での国体を迎えることができました。

大村 自分は中学のころからで、厳しいこともありましたけど、楽しかったです。周りの方々がいろいろな声を掛けてくれて、ここまで来ることができました。

――地元での大舞台を経験して、今どんな思いですか。

簗田 試合の勝ち負けよりも、楽しむことを意識してきました。楽しくプレーできたと思います。

大村 悔いなくやれました。高校最後の大会で、みんなで一つになって国体を戦うことができてよかったです。

1番の試合中、大勢の観客がコートを取り囲んだ

取材・文◎石倉利英 写真◎川口洋邦、石倉利英

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