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2017.12.29

船水颯人のフットワーク習得法。印象に残った選手の映像を頭の片隅に残し、イメージと身体がリンクするまで練習する

【WEB連載】船水颯人『JKTへの道』#37 インドア対策とフットワーク

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1月14日に東京インドア、2月4日に全日本インドアに出場する船水颯人と、前回に続き、インドア対策の話を。インドアではラリーが長くなりがち。体力ロスを減らすために、効率のよいフットワークを意識しているという。最近イメージしているのは、2014年アジア競技大会シングルス王者のキム・ヒョンジュン――。

ソフトテニスマガジン・ポータルでは、船水颯人の2018年ジャカルタ(JKT・ソフトテニス競技はパレンバンで開催)アジア競技大会に向けた取り組みをインタビュー連載で追っていく。船水颯人『JKTへの道』第37回はインドア対策とフットワークについて。

船水颯人/ふねみず・はやと 1997年1月24日生まれ、20歳。青森県出身。身長170㎝、右利き、後衛。黒石烏城クラブ(小1)→黒石中→東北高→早稲田大3年

最低限の歩数で打てば、無駄な体力は使わない

――前回はインドア対策の一つとして、シューズの話を少ししました。持ち味のフットワークにも関係してきますか。

外(アウトコート)に比べると、ボールがはねるので、球際にしっかりいかないといけません。ただ、インドアはラリーが長くなりやすいので、体力の省エネも考えないと。効率のよいステップが大事になってきます。人それぞれ動きやすい脚の使い方があると思うので、自分の特徴をよく理解する必要もあると思います。

――効率の良いステップとは?

なるべく、無駄をなくすことです。

――無駄なステップとは?

ボールを拾うまでに必要以上に歩数が増えると、それは無駄です。バタバタして忙しく見えます。つまり、体力が余計に削られるということ。必要最低限の歩数で打つことができれば、無駄な体力は使いません。テニスもソフトテニスもトップ選手でジタバタしている人は見たことがないです。

もちろん、状況に応じて使い分けますけど。ショットに応じたステップを踏めているかどうかです。

――歩数まで意識しているのですか。

すべてのショットではないですよ。チャンスボールがきたときに、どのようなステップで入っていくかは、意識しています。繰り返し練習することで、自然に足が動くようになります。

僕の場合、まず頭でイメージするんです。例えば、硬式でも軟式でも印象に残った選手の映像はイメージを頭の片隅に残しおいて、実際にコートで試す。そのイメージと身体がリンクするまで練習します。

最初は全然合わないのですが、反復練習をすることで「こんな感じかな?」「いや、こんな感じだろ」とすり合わせていくんです。

見たことのないフットワークだったので、新鮮でした

――最近、参考にしたのは?

2014年のアジア競技大会に出場していたキム・ヒョンジュン選手(韓国)。足の使い方がうまいんです。足が長いというメリットもあると思いますが、純粋にすごいなと思いました。

――どこがすごいと思ったのですか。

ポジションや次への準備が速いことが大前提ではあると思いますが、ほとんど動かないでボールを取るんですよ。大股で歩数が少ない。忙しく見えなくて、足の運びに無駄がないことが分かると思います。実際に動画で見てもらうほうがいいかなと。動き出しもよくて、スタンスが広いのも特徴です。

(動画を見ながら)ヒザとヒザの間隔が広くなっていますよね? そのまま自分に置き換えても、身体のサイズも違うし、ステップのリズムも違うので、マネすることはできませんが、イメージはします。見たことのないフットワークだったので、新鮮でした。

2014年のアジア競技大会シングルス王者である韓国代表キム・ヒョンジュンのフットワーク。一歩が大きく、常にヒザが開いている

――実際にキム・ヒョンジュン選手のステップをイメージしながら練習してどうでしたか。

いや、まったく合わないです(苦笑)。それでも、練習はしているので、どこかの試合でとっさに出せればいいですね。

――そうやって、引き出しを増やしていくのですね。

試合で成功すれば、自分のもの(武器)になりますから。

 


取材・構成◎杉園昌之 タイトル写真◎阿部卓功 写真◎高原由佳

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