TOPICS
大会
2018.02.05

【全日本インドア】高橋/半谷がインドア8連勝! タフな戦いを制した丸中/長江が2017年度最後のタイトル獲得

第63回全日本インドアソフトテニス選手権大会◎2/4大阪市中央体育館

関連キーワード:
昨シーズンの札幌、東京、全日本インドア、宮崎、全日本女子選抜につづき、今シーズンは宮崎、東京、そしてこの全日本インドアでV。インドア8連勝の高橋乃綾(左)/半谷美咲(右・どんぐり北広島)

2月4日(日)に大阪市中央体育館で『第63回全日本インドアソフトテニス選手権大会』が行われた。2017年シーズン最後の全日本タイトルを巡り、日本ランキング上位ら12組による熱戦が展開。男子では、今季、全日本選手権2位の丸中大明/長江光一(NTT西日本)がライバルを倒し頂点へ。女子では、昨年からインドア連勝を続ける高橋乃綾/半谷美咲(どんぐり北広島)が今大会2連覇を達成した。

全日本インドア優勝のNTT西日本・丸中大明(右)/長江光一(左)。社会人2年目の丸中は初の全日本インドア優勝。8年目の長江は3年ぶり2度年のV

「素直にうれしい」初優勝の丸中

とにかくリーグ戦からタフな対戦が目白押しとなった男子。準決勝進出するためには、3組によるリーグ戦で1位にならなければいけない。各ペアにとって、予選からまったく気の抜けない戦いとなった。

その中で優勝した丸中/長江は、予選で桂拓也/髙月拓磨(ヨネックス)、若手先鋒で東京インドアVの船水颯人/上松俊貴(早稲田大)をそれぞれ1で抑え、リーグ突破。準決勝では高校生ながら全日本選手権3位入賞の上岡俊介/広岡宙(上宮高)を3、決勝では増田健人/九島一馬(和歌山県庁/ミズノ)を1で制した。

初の全日本インドア優勝に、「素直にうれしい」と丸中。自身にとって3年ぶり2度目となるタイトルに長江は「今季は団体優勝もでき、個人もコンスタントに成績を残したものの、全日本タイトルは取れずにいて(2017年度は全日本社会人選手権優勝、全日本選手権2位)モヤモヤしていたのでホッとした」と柔らかな笑顔を浮かべた。

丸中大明/長江光一

充実の連覇、「自信を持って前に行けた」半谷

1か月前に行われた東京インドアのタイトルも奪取し、昨年からインドア連勝記録を「7」に伸ばしている高橋/半谷。そして、全日本選手権で67年ぶりの高校生チャンピオンとなった林田リコ/宮下こころ(文大杉並高)らが注目された。

高橋/半谷は、予選リーグでは森田奈緒/神谷絵梨奈(ヨネックス)ら難敵もいる中、オールラウンドプレーの精度がさらに高まった攻撃型並行陣のテニスでライバルをなぎ倒し、予選1位に。東京インドア決勝を戦った林田/宮下は、ややもたつくところもあったが、トーナメントへ。

林田/宮下は準決勝でインカレダブルスチャンプの笠井佑樹/尾上胡桃(日本体育大)に敗れ、高橋/半谷は徳川愛実/黑木瑠璃華(ヨネックス)に0で完勝。決勝でも笠井/尾上を1で抑え、V2を達成した。これでインドア連勝記録は「8」となった。

この全日本インドアに向けてスマッシュの精度を高めた手ごたえもあり、「自信を持って前にいけた」と半谷。高橋は「東京インドアでは予測した動きができずにいたが、今回は予測して動けた」と充実した様子だった。

高橋乃綾/半谷美咲

全日本インドア結果

●男子準決勝
増田健人/九島一馬 ⑤-1 水澤悠太/村上雄人
丸中大明/長江光一 ⑤-3 上岡俊介/広岡 宙
●男子決勝
丸中大明/長江光一 ⑤-1 増田健人/九島一馬

●女子準決勝
笠井佑樹/尾上胡桃 ⑤-3 林田リコ/宮下こころ
高橋乃綾/半谷美咲 ⑤-0 徳川愛実/黑木瑠璃華
●女子決勝
高橋乃綾/半谷美咲 ⑤-1 笠井佑樹/尾上胡桃

●男子
優勝:丸中大明/長江光一(NTT西日本)
2位:増田健人/九島一馬(和歌山県庁/ミズノ)
3位:水澤悠太/村上雄人(NTT西日本)、上岡俊介/広岡 宙(上宮高)

●女子
優勝:高橋乃綾/半谷美咲(どんぐり北広島)
2位:笠井佑樹/尾上胡桃(日本体育大)
3位:林田リコ/宮下こころ(文大杉並高)、徳川愛実/黑木瑠璃華(ヨネックス)


取材・文◎八木陽子 写真◎牛島寿人

注目の記事

映画『案山子とラケット ~亜季と珠子の夏休み~』
ベースボール・マガジン社
ベースボール・マガジン社
ソフトテニス・マガジンお詫びと訂正