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フレッシュな力! 男子・内本/丸山、女子・高橋/半谷がV!

女子優勝の高橋乃綾(のあ)(右)/半谷美咲(どんぐり北広島)

女子優勝の高橋乃綾(のあ)(右)/半谷美咲(どんぐり北広島)

アジア選手権銀メダルペア・内本/丸山、本倉/上松との激戦制す!

12月18日(日)、北海道立総合体育センター「北海きたえーる」にてYONEX CUP2016国際札幌大会が開催された。国内外からの16組を招待して開催されたこのインドア大会。男子は桂拓也、増田健人、船水颯人、上松俊貴、内本隆文、丸山海斗といった先月千葉で行われたアジア選手権も記憶に新しい日本代表メンバーも参加し、熱いバトルが展開された。

予選リーグの結果、杜/葉(中華台北)、本倉/上松(岡山理大附高)、内本/丸山(早稲田大/明治大)、安藤優/安藤圭(早稲田大)のフレッシュな顔ぶれがトーナメントへ進出。杜/葉も21歳/20歳と若手でかつアジア選手権で代表として団体3位に入賞した選手だ。

決勝は内本/丸山vs本倉/上松に。火花散るラリーに前衛のアグレッシブなプレーなど目の離せない展開が多く、ファイナルにもつれる。これまでのさまざまな大会でも劣性をはねかえしてきた内本組は、本倉組にマッチを握られながらも取り返し、最後は⑨-7で、大学生5年ぶりの本大会王座に輝いた。

内本(左)は打ってよし上げてよし、アジア選手権からインドアでも変わらぬ充実ぶり。丸山(右)との長年のペアリングの良さを披露。内本は早稲田大1年で18歳、丸山は明治大1年で今月19歳になったばかり

予選リーグでは2勝同士で増田/柴田(和歌山県庁/同志社クラブ)と内本/丸山が激突! 結果はG④-2で内本組がトーナメントへ

インハイ王者の本倉/上松(岡山理大附高)は予選リーグ最終戦、早稲田大・船水/星野に対しゲームの入りから一気にペースをつかんで勝利を収めた。トーナメントでも中華台北ペアを破り、男子高校生初の決勝進出

高橋/半谷、木村/平久保にファイナル逆転勝利!

女子は参加者のうち、平久保安純、杉脇麻侑子、佐々木聖花が今季の日本代表だった。また、全日本選手権優勝の志牟田/地中とインハイ王者の林田/宮下が同じ予選リーグに入り、2勝どうしで激突した末、高2ペアの林田/宮下(文大杉並高)が1で決勝トーナメント進出をものに。このほかトーナメントには木村/平久保(早稲田大)、生田/泉田(北海道教育大旭川校/立教大)、高橋/半谷(どんぐり北広島)が進んだ。

ともにファイナルの準決勝を制した木村/平久保、高橋/半谷が決勝で激突。今年の全日本選手権でも対戦しているこの組み合わせだが、その時の経験を生かした高橋/半谷が、またも並行陣を振りきりファイナルの末初優勝をものにした。昨季も女子はどんぐり北広島の水間/榎本が頂点に輝いており、どんぐり北広島勢による本大会連覇となった。

どんぐり北広島の高橋乃綾(左)は地元・札幌龍谷学園高の卒業生。高橋/半谷美咲は決勝戦ファイナル1-5から驚異の巻き返しで頂点に立った

1週間前には大雪に見舞われた札幌。会場の北海きたえーるにもたくさんの雪が残っていた

トーナメント結果

予選リーグ結果

取材・文/深作友子 写真/井出秀人
協力/北海道ソフトテニス連盟 札幌ソフトテニス連盟
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