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【日韓中U-17の声①】下江遥花「日本代表としてプレーするのは緊張しました」

下江遥花(和歌山信愛高3年)、韓国チームとの対戦ではダブルス(/島津)、シングルスで2勝

福島インハイの激闘から1か月、8月25日から27日まで茨城県の笠間市総合公園テニスコートで行われた日韓中ジュニア交流競技会(大会結果はコチラ)。日本チームはU-17から男女各6選手が出場した選抜チームで団体戦を戦った。

交流試合とはいえ、選手たちは中国、韓国と対戦する貴重な経験を積んだ。韓国戦で単複に出場した下江遥花(和歌山信愛高)は「日本代表としてプレーするのは気持ち的にいつもと違う」と話す。

◆日韓中を戦ったU-17戦士のミニインタビューを短期連載でお届けします。


下江遥花(和歌山信愛高3年)
左利き/後衛、兵庫県出身
福島インハイ戦績⇒団体16強・個人32強(/戸根鈴華)

韓国選手はバックで攻めてきた

――韓国、中国チームの印象は?

韓国選手はバックハンドがすごかったです。日本選手はバックが弱いから日本選手同士の試合では基本的にバックを攻めるというイメージがありますが、韓国選手はバックでアタックを打ってくるし、バックで攻めてくるから、そこが印象的でした。中国選手はいいサーブを打ってくるし、ボレーが上手でした。

実際に試合をしてみると、戦い方、攻め方が国によって違うということがよく分かります。韓国は、カウントに関係なく、守るテニスではなく、どんどん攻めてくるというのが特徴だなと思いました。

――国際大会は国内の大会とどう違う?

いつも所属しているチームとしてではなく、日本代表で戦って、周りの方々に応援してもらうのは、気持ち的にやはり違います。日本代表としてプレーするのは、やはり緊張しました。

――この日韓中で得たものは?

国際大会だから感じることや独特のプレッシャーもありましたが、そうしたプレッシャーを乗り越えて自分のプレーをするという気持ちを持てたことが大きかったです。

特に韓国戦では、プレッシャーがあった中でも強気で攻めることができた。そうしたことを今後に生かしていきたいと思います。

今はまだ憧れですけど、いつか代表になれたら

――日本のチームメートですごいなと思った選手と、その理由を教えてください。

みんなすごい選手ばっかりです。昨年も今年もペアを組んだ、島津(佳那/千代田女学園高)さんは、相手の心理とかを読んで強気のポジションをとってくれたので、プレーしやすかったですし、すごく心強かったです。

――他国の選手とどんな交流をしましたか?

各国の言葉を教えてもらいました。あとは「ナイスボール!」とかちょっとしたことなんですけど、お互いに言い合えたのが、うれしかったです。

――日本代表への特別な思いはありますか?

ナショナルチームでプレーする日本代表選手は『憧れ』の存在です。プレーとか態度、行動など少しでも近づけたらと思いますが、まだ「目指したい」とかは口には出せる立場ではありません。いつか、そんなふうな選手になっていられたらいいかなとは思います。やっぱり、まだ『憧れ』ですね。

●男子日本チーム(U-17選抜)
上岡 俊介(上宮高)
広岡  宙(上宮高)
林 湧太郎(高田商業高)
山根 稔平(高田商業高)
北本 達己(高田商業高)
根本 大地(高田商業高)

●女子日本チーム(U-17選抜)
島津 佳那(千代田女学園高)
下江 遥花(和歌山信愛高)
片野 理音(東北高)
小松 芹奈(東北高)
竹田 真樹(三重高)
土井あんず(三重高)

取材・文◎田辺由紀子 写真◎矢野寿明
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