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攻める伝統を継承する明治大は丸岡俊介主将でインカレ制覇を目指す!

 

 4年生が引退して、部員13人が残った明治大。ナイター照明のないコート2面、学部によりキャンパスが違うなど決して恵まれた環境ではないが、チーム力は年々上昇している。新主将に選出された丸岡俊介選手によると、コーチ不在の平日の練習への取り組みが結果に反映されているという。

「いい選手が入ってきているのもありますが、これまでのキャプテンたちを中心にまとまりが出てきたのは大きいです。大学では自分たちでどれだけ時間を作って取り組むか。その意識の高さ次第だと思います」と丸岡主将。

 創部111年目という伝統を誇る明治大だが、昨年はインカレ団体準優勝、個人ダブルスでは本倉健太郎/丸山海斗が優勝を飾っている。それだけに、2018年度の躍進も期待される。

「インカレは応援がすごくて、普段なら緊張する場面で和らいだのを覚えています。高校は毎日、決まった練習をしてきましたが、今は自分たちでいかに時間を作れるか。寮生活では、部としてまとまれる機会だと思います」と話すのは2年生の丸山海斗。

 今回は11月27日発売のソフトテニスマガジン1月号で明治大の練習にお邪魔して、長く継承されてきた「攻め」の鉄則とペアワークを北本英幸コーチから教わった。

「学生は明治らしい攻めの姿勢を持ち、狙いや意図を理解して練習できるようになってきました。先に攻めて、試合を作る。そこが伝統の部分ですから」と北本コーチ。

 全日本選手権では、ともにサウスポーの本倉/丸山が8強入り。2人にとっては不完全燃焼の大会だったかもしれないが、もっと強くなり、早稲田の連覇を止めるために、生田キャンパスでの練習にも熱が入る。

 

文◎福田達
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