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【インハイ】41年ぶりのインハイを戦った大田原女子「悔しさと、いろいろ混ざった気持ち。一番は感謝」

涙と笑顔で健闘をたたえ合った大田原女子メンバー。後列左が五月女、その隣が印南

7月30日(月)から8月6日(月)にかけて、ソフトテニスのインターハイが三重県鈴鹿市で開催されている。女子最終日の8月2日は48校によるトーナメント形式の団体戦。各コートで熱戦が繰り広げられている。

「出しきれたから悔いは残っていない」

1977年以来、41年ぶりのインハイ出場を果たした大田原女子(栃木)。1回戦から登場し、選抜8強経験もある羽黒(山形)に3番勝負へ持ち込んだ。印南結/五月女愛の3年生ペアは、G0-2とリードされてから、ファイナルまで粘ったが、5-⑦で敗れて初戦敗退。

就任2年目でインハイに導いた小瀧学監督は「応援の人の思いを背負って、地に足がついたいいプレーを見せられた」と選手をねぎらった。県予選では2度の3番勝負をものにしてチームを支えた印南/五月女に話を聞いた。

――県予選でも3番手。プレッシャーは感じましたか?

五月女 自分はあまり試合で緊張する方じゃなくて、そこまでプレッシャーは感じなかったです。団体は、自分たちで勝負を決めるという強い気持ちでやっていました。

――敗戦が決まった瞬間、印南選手は涙を見せていました。周りからどんな言葉を?

印南 みんな「ナイスゲームだった」と言ってくれて。私が硬くて前半もミスが多くて、五月女に助けてもらっていたんですけど、最後も自分のミスで…本当に勝ちたかったんですけど。

――羽黒戦を振り返って。

五月女 勝てた試合だなと思うんですけど、団体で他校の人や、いろんな人が応援してくれて、すごい楽しくて。出しきれたから悔いは残っていないです。

印南 応援がいつもと違っていました。いつも応援には本当に助けられていて、今回もミスしたときに「気にしないよ」とか他校の人も声をかけてくれた。それが本当に力になって、リードされていたけど追いつけました。

――インハイに向けてどんな練習を?

五月女 展開練習です。ゲームを通してダメだったところを切り取って練習したりしたり、それが、すごく生きた。

印南 先生の指導が大きかったです。厳しいですけど(笑)。

――インハイの舞台はどうでしたか?

五月女 3番勝負で勝てなくて申し訳ないという気持ちが大きいんですけど、こんな大きな舞台でたくさんの人に応援してもらって、本当に楽しかったです。

印南 インターハイに出るまで、いろんな方に支えられていて、ありがたい気持ちと、最後に勝てなかった悔しさと、いろいろ混ざった気持ちです。一番は感謝の気持ちが大きいです。

 


取材・文◎内田麻衣子

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