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ソフトテニス界初のプロプレーヤー船水颯人について知っておきたい10のこと

 4月24日にヨネックスとのスポンサー契約会見を行う船水颯人。ソフトテニス界初のプロプレーヤーについて、知っておきたい10のこと。

船水颯人プロフィール

01.
全日本シングルス最年少優勝

ソフトテニスのシングルス日本一を決める全日本シングルスの史上最年少優勝記録を持っている。早稲田大1年になったばかりの船水颯人は、決勝で兄の船水雄太(当時早稲田大4年)を破り、18歳と113日の記録を打ち立てた。この2015年大会を含め、全日本シングルス優勝3回。2019年は3連覇がかかっている。

2015年の全日本シングルスで兄の雄太(左)と。決勝は初の兄弟対決だった

02.
初めてソフトテニス・マガジンの
表紙になったのは高1の時

東北高1年時のインターハイで優勝を決めた颯人。1年生としては異例の表紙に。堂々としたプレーぶりが印象的で当時の編集長は迷わず表紙に選んだという。この時、新潟の強い日差しで鼻をやけどし、その跡は今でも残っている。

初めて表紙になった2012年10月号を持って

03.
高3のインターハイ決勝では0負け

高3のインターハイで再び決勝へ進んだが、強豪・高田商業高に2年前のリベンジをされて準優勝。船水颯人(/大津悠平)は大将として1番を任されたが、溝端亮二/星野慎平に0で敗れた。その後、星野とは早稲田大でペアを組み、2016年の天皇杯を制して日本一に。

04.
急きょ選ばれた世界選手権で金メダル

全日本シングルスを優勝した年の11月、辞退した選手が出て、大会2週間前に世界選手権の日本代表メンバーに抜擢。ダブルスは増田健人とのダブル後衛で銅メダル、国別対抗(団体)決勝にはシングルスで出場し、中華台北を破り、金メダル獲得を決めた。

世界選手権国別対抗金メダル獲得の瞬間

05.
アジア選手権で3冠

世界選手権の翌年、千葉で行われたアジア選手権に出場。ミックスダブルス、ダブルス、国別対抗で金メダルを獲得した。日本代表メンバーで唯一の3冠だった。

ミックスダブルス金メダルの瞬間

06.
青森育ち。小中は全国レベルでは「無名」だった

父は青森の高校のソフトテニス部監督で母も元コーチ、兄もプレーヤーというソフトテニス一家育ち。とはいえ、両親にソフトテニスを教えられたのではなく、父が監督を務める高校で選手たちと遊びの中でラケットを握った。青森はソフトテニスが盛んではあるが、全国大会で優勝常連というわけではない。小1から所属する黒石烏城クラブは、コーディネーショントレーニングを重視する指導方針で現在に至る土台が作られた。中2で全中個人3位となり、全国レベルで頭角を現す。

中2の全中。右が船水颯人で中央が小田桐崇康、左は下山かおる監督

07.
兄・雄太もトッププレーヤー
兄とはソフトテニスの話はしない

3学年上の兄、船水雄太(NTT西日本)と同じ東北高→早稲田大に進んだ船水颯人。兄とは早稲田大で同じチームでプレーし、インカレを制した。兄との関係は良好だが、コートの上ではライバルである2人が、家でソフトテニスの話をすることはない。「相手の見ていないところでお互いがトレーニングをしていた」(父・宏二さん)こともあったという。

早稲田大1年時に兄がキャプテンを務めるチームでともにプレーし、インカレV

08.
地元青森の天皇杯でプラカードボーイを務めた

小6の時に天皇杯が地元青森で開催され、船水颯人はプラカードボーイを務めた。プラカードを持った中本圭哉とは、10年後の2018年天皇杯決勝で対戦。船水颯人が勝利し、自身2度目の天皇杯優勝を果たした。

プラカードを持つ船水颯人。10年後、中本と運命的に対戦

09.
あこがれの篠原秀典と「世界一」

船水颯人が世界を意識するきっかけとなったのが、地元青森で行われた講習会で篠原秀典/小林幸司に世界選手権で金メダルをかけてもらったこと。一緒に写真を撮る権利は抽選でゲットした。「何の仕込みもなく颯人が選ばれた」と篠原さん。当時の写真は「ソフトテニスで『世界一』に、なりたいです」と書いた紙とともに船水家に飾られていた。

10.
ソフトテニス界初のプロプレーヤーに

早稲田大在学中に全日本シングルス優勝3回、天皇杯優勝2回、全日本インドア優勝1回など、あらゆるタイトルを獲得した船水颯人。次なる挑戦の場を探す中で、ソフトテニスのトップ選手がこれまで選んできた実業団所属ではなく、プロプレーヤーの道を選んだ。「厳しい環境に身を置いて、ソフトテニスに集中し、どこまでやれるのか試したい。ソフトテニスをさらなるメジャースポーツにしたい」(船水颯人)

船水颯人記者会見
2019年4月24日(水)17:00~
YONEX TOKYO SHOWROOM 詳細はこちら
一般の方も来場できます!

写真◎BBM  文◎ソフトテニス・マガジン編集部

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