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【全日本実業団】東邦ガスが20年ぶり、東芝姫路が5年ぶり頂点に

7月27日(土)、28日(日)に鹿児島県東開庭球場、郡山運動場テニスコートで全日本実業団選手権が開催された。

男子決勝は東邦ガスvs東京ガス

令和最初の実業団のトップを決める戦い。初日は突然の大雨にたびたび見舞われ、4度の中断を挟みながら男子3回戦まで、女子予選リーグを実施。雨が去った2日目は青空のもと、最高気温34度の真夏日になり、足をつる選手が出るほどのジリジリとした暑さの中の戦いとなった。

男子は分厚い選手層を誇り、5連覇を狙ったNTT西日本を、準決勝で東邦ガスが②ー0で撃破。2年前の2017年は決勝で当たって破れた王者を相手に、新戦力も加えた挑戦者が向かっていく姿勢で見事勝利をもぎとった。

準決勝で大注目のNTT戦に勝利した後、笑顔を見せる東邦ガス

決勝はヨネックスを②ー0で押さえた東京ガスとの顔合わせ。ともにガス会社であり、交流が深いという2チームの対戦は、どちらもゲームを楽しみながら全力でぶつかり合う様子が見受けらた。東邦ガスの主将前衛・今井と鈴木とのペアが1番に出てファイナル勝利をもぎ取ると、東邦ガスは続く小栗/大友も勢いを離さずG⑷−2で20年ぶり全日本実業団優勝を手にした。

男子優勝・東邦ガス

女子決勝は東芝姫路vsダンロップ

女子は3連覇を目指したヨネックスを、ダンロップが三番勝負の末に押さえて初の決勝へ進出。初優勝を目指すダンロップと、5年ぶり女王の座を狙う東芝姫路が決勝で激突したが、新戦力も加わり、戦力に厚みが増した東芝姫路が②ー0でダンロップを抑え、歓喜に沸いた。

決勝戦後。東芝姫路には涙をぬぐい喜ぶメンバーも

女子優勝・東芝姫路

入賞チーム写真

その他詳細記録は大会結果速報のページに掲載されている。また、大会レポートは8月27日発売予定『ソフトテニス・マガジン10月号』に掲載予定だ。

こちらでは誌面に先立って表彰写真を掲載する。

男子準優勝・東京ガスA。東邦ガス・安藤圭祐、東京ガス・安藤優作の兄弟対決も期待されたが、安藤圭が準決勝後に足をつり、決勝3番配置となったため1番配置の弟・安藤優との対決はお預けに

女子準優勝・ダンロップ。準決勝は濱谷/岡村が三番勝負を1でモノにした。頼れる守護神だった

男子3位・NTT西日本。連覇のかかった強力チームだけにどの試合も大きな注目を集めた。準々決勝は村田/広岡が福井県庁の好ペア・中本/鈴木にファイナル勝利し会場を沸かせた

男子3位・ヨネックス。6人ちょうどの選手で各対決を戦い抜いた。ルーキー・伊藤(左)は先輩・高月(右)とのペアで善戦した
※飛行機の時間の関係で2ペア先に帰ったため、高川監督(中央)と伊藤、高月の3人のみ

女子3位・ヨネックス。昨年優勝の柱だった森田が引退。新たなメンバーも加わり、頂点を目指した。キャプテン・黑木は鹿児島出身。地元からの応援も多く、力になったと感謝を述べた

女子3位・アドマテックス。昨年準優勝のワタキューセイモアとの三番ファイナル勝負を松田/奥田が⑩-8で切り抜け準決勝に

写真◎牛島寿人 取材◎深作友子
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