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【第16回世界選手権】シングルスは林田リコが4強へ!船水颯人はキム・ジヌンに惜敗

大会2日目のシングルス準決勝に日本人として唯一進出した

 10月27日、中国の台州市で世界選手権が始まった。初日は午前8時半からの開会式を終えると男女シングルスが行われた。前日夜からの雨が止まず、インドアコートに変更され、男女4強が出揃った。日本代表は林田リコが相手を崩して、仕留めるテニスで4強入り、メダルを確定させた。

 船水颯人は昨年のアジア競技大会で個人戦、団体戦で2敗した韓国のキム・ジヌンに食い下がり、紙一重の戦いに持ち込んだが、ファイナルで4-7と敗れ8強に終わった。ただ、明らかに昨年とは違う展開に持ち込んだだけに、団体戦での対決が実現すれば楽しみな試合であることは間違いない。

 尾上胡桃は初戦のKIM WI HYANG(北朝鮮)戦に苦しんだが、試合中に我慢するなど戦い方を工夫して白星発進。準々決勝ではソン・ジヨン(韓国)にG2-2の3-0までリードしたが、そこから逆転負けと悔しい敗戦に終わったが、団体戦での相手が誰になるとしても、ハードコートでの戦い方を整理して臨めばチャンスはあるはず。

 内本隆文は準々決勝で韓国のユウ・ヒョンウクに敗れたが、際どい判定に泣く場面もあった。44分と長い試合で力負けした感じはなく、ハードコートで自身の戦い方をいかに貫けるか。そこが焦点になりそう。

団体戦で再戦が実現すれば楽しみなキム・ジヌンとの戦い

攻めと守りのバランスが良かっただけに、惜しい試合となった内本

シングルスに懸ける尾上だけに、団体戦での戦いぶりも注目される

■大会初日結果
船水颯人
2回戦 ④-0 DHIMAN ROHIT(インド)
3回戦 ④-1 ARCILLA JOSEPH(フィリピン)
準々決勝3-④ キム・ジヌン(韓国)

内本隆文
2回戦 ④-1 SUNU WAHYU(インドネシア)
3回戦 2-④ ユウ・ヒョンウク(韓国)

林田リコ
1回戦 ④-1 RAGA SRI(インド)
2回戦 ④-2 イ・ミンソン(韓国)
準々決勝④-2 LO SHU TING(中華台北)

尾上胡桃
1回戦 ④-3 KIM WI HYANG(北朝鮮)
2回戦 ④-0 HU YING(中国)
準々決勝2-④ ソン・ジヨン(韓国)

取材◎福田達 写真◎井出秀人

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