ソフトテニスマガジン・ポータル

横山/大槻、接戦制し頂点へ、横山は6年ぶり2度目の頂点

所属チームは異なるが、コンビネーションの良さが光った横山(左)/大槻

 2月2日(日)、『第65回全日本インドア選手権大会』が丸善インテックアリーナ大阪で開催された。2019年度トップクラスの男女各12ペアが、インドアの王者を目指した。

 女子で決勝トーナメントへコマを進めたのは、林田リコ/島津佳那、植田幸寿保/石井友梨、志牟田智美/泉谷朋香、横山温香/大槻麗。横山/大槻は好ペア・徳川愛実/黑木瑠璃華(ヨネックス)、河村佳奈/西本茉央(チームサニーブリーズ)との予選をともにファイナルで制して準決勝へ。準決勝も志牟田/泉谷とファイナルの激戦となるが、G⑤ー4で横山/大槻が接戦を制した。

 対するは全日本選手権のタイトルを持つ林田/島津に。林田/島津は準決勝で植田/石井をG⑤ー2で抑え決勝へ進んできた。決勝まですべてファイナルを戦い抜いた横山/大槻はたくましく、思うようなプレーができなかったという林田/島津を突き放し、最後はG⑤ー2で歓喜のときを迎えた。

 横山はナガセケンコー時代、藤崎安葉とのペアで優勝して以来6年ぶり2度目となる全日本インドア女王。2020年、所属チームもその活動場所(福島、愛知)も違うなかで、元日本代表の横山の豊富な経験、破壊力があり精度の高いストロークに、現ナショナルメンバーの大槻の機動力が噛み合い頂点に立った。

横山(写真)/大槻はファイナルを戦い抜き決勝へ進んだ

アグレッシブに攻めた大槻

横山(右)/大槻での出場は、2/23のYONEX CUPがしめくくりになるという

準優勝・林田(右)/島津。2019年、圧倒的な強さを見せた林田だが、インドアではなかなか波に乗れず。それでもしっかりと決勝へ進出

志牟田(左)/泉谷は予選リーグで、攻撃型並行陣に磨きがかかる高橋乃綾/半谷美咲(どんぐり北広島)に思うような陣形を取らせず見事な勝利。準決勝では横山/大槻と一進一退の攻防を演じた。

2019年ナショナルメンバーの植田が、惜しまれながら今大会を最後に引退。石井とのペアで、しっかりと3位に入った。表彰式終了後、胴上げされ笑顔

女子準決勝

林田リコ/島津佳那(東京女子体育大)     ⑤ー2 植田幸寿保/石井友梨(ワタキューセイモア)
横山温香/大槻 麗(東海市連盟/ダンロップ) ⑤ー4 志牟田智美/泉谷朋香(東芝姫路)

女子決勝

横山温香/大槻 麗(東海市連盟/ダンロップ) ⑤ー2 林田リコ/島津佳那(東京女子体育大)

結果詳細は大阪府連盟HP

写真◉石井愛子 取材◉深作友子
ソフトテニスマガジン・ポータルTOPへ
モバイルバージョンを終了