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【高校選抜・初日】初出場の甲府商業は鹿児島に敗れるも、大きな一歩刻む

1番で中身の濃い試合をした田邊暖人主将

 3月28日、2年ぶりに開幕した全日本高校選抜大会。全国大会初出場の男子・甲府商業は0-③と敗れたが、素晴らしい経験を手にした。スコア上は完敗だが、競りながら大事なポイントを許したケースが多かった。これも全国の洗礼なのだろう。

「生徒たちが本気になって取り組んで、できるんじゃないかと感じられるようになってきました。こんな大舞台を踏むのは大きいですし、精神的にステップアップできました。今回のような重圧のかかる場面で、一人ひとりがどう対処していくのか。どう努力していくのか。今後の成長のきっかけになると思います」と甲府商業の藤田雅仁監督。

 甲府商業は近年上昇してきた。空き時間があれば自主的に取り組む姿が見られるようになってきた。試合でも一生懸命な姿勢が出てきて、成績も上昇している。

「サーフェスや会場の雰囲気、広さなど経験しないと分からないことがあります。今回を反省して、次はインターハイに向けて頑張ります。仕切り直しですね。チャレンジ精神を忘れずに」と藤田監督は夏を見据える。

ベンチに戻り、監督のアドバイスを受ける選手たち

取材◎福田達 写真◎川口洋邦
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