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【高校選抜・初日】長崎南山、こぼれ落ちた白星も、今後に前向き!

 昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となり、2年ぶりの開催となる全日本高校選抜大会が、3月28日に愛知県名古屋市の日本ガイシスポーツプラザで開幕。男女各36チームが春の日本一を懸けて激闘を繰り広げている。

 長崎南山が上宮をあと一歩まで追い詰めた。一番の中村浩之/上野新がG④―2で奪うと、二番の米倉一心/松尾颯大は途中まで競り、粘りを見せたがG2―④で落とす。三番勝負も一進一退の攻防だったが、最後は力尽きた。

「未熟さが出た面もありました。優位なときに取りきれるか。夏向けてやるべきことが少しは見えたかもしれません。これから積み上げていきます」と長崎南山の池本孝一監督。

 三番で出場した佐藤駿介主将は「二番も負けましたが最後まで競って、良い形でつなげてくれましたが、自分たちは決めきれない面が出てしまいました。(上宮は)打っても、打っても帰ってくる印象で、相手は基礎のレベルがしっかりしているのを感じました」と振り返った。そして、「今日は相手が上宮ということで向かっていけた部分はありましたが、予測して動くとか、駆け引きで差があるのを感じたので、これから取り組んでいきたいです」と佐藤主将。

 かつて、選抜大会初出場で初優勝を飾った名門は敗れたが、この先の手応えや今後の方向性をつかんだはずだ。

一番で白星を挙げた中村浩之(左)と上野

取材◎福田達 写真◎川口洋邦
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