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【高校選抜・3日目】和歌山信愛、エースペアの活躍で第1シード文大杉並を破り準決勝に進出!

エースらしい活躍で勝利の原動力となった高橋(左)/生井沢。生井沢はキャプテンを務める

 3月30日、春の高校王者を決する全日本高校選抜大会の最終日。女子準々決勝では近畿3位の和歌山信愛(和歌山)が第1シードの文大杉並(東京)を3番勝負で破り、準決勝に進んだ。林三千夫監督が「あれが大きかった」と振り返ったのは、1番を落として迎えた2番で、文大杉並の五十嵐美結/左近知美との大将戦をファイナルの末に制した高橋偲/生井沢日向子の勝利。殊勲の2人に、試合後の心境を聞いた。

ファイナルになったとき、やるしかないと思って

――大将対決で見事な勝利でした。

高橋  素直にうれしかったです。

――試合展開を振り返ってください。

生井沢 1番が負けて後がない状況で、自分たちが勝たないといけないと思って臨みました。何度かリードされる場面があって少し怖さもありましたが、やってやろうという気持ちが上回って、やりきることができました。

――プレッシャーが大きかったのでは。

生井沢 はい。でも近畿大会で負けて3位での出場なので、挑戦者という気持ちでプレーしました。

――近畿大会はどのような内容だったのでしょう。

生井沢 予選リーグで京都光華に負けて、1、2位決定戦に進めませんでした。その分、この大会に懸ける思いは強いです。

――今日の試合で良かった点は。

高橋  ファイナルになったときに、やるしかないと思って。それまで逃げたりして前衛に取られることもあったんですけど、そこで思いきって打っていくことができたのが、良かったと思います。

生井沢 自分たちは37人の部員がいて、その半分以上が学校で応援してくれています。昨日、みんながスクリーンに向かって応援している動画を見せてもらって、すごく感動して。この仲間たちのためにもやるしかないと思いました。その気持ちが、結果に出たのかなと思います。

――次は準決勝です。どんな試合をしたいですか。

生井沢 和歌山で応援してくれている仲間のためにも、先生のためにも、勝って決勝に進んで、優勝したいと思います。

高橋  次の試合も決勝だと思って、挑戦者として向かっていきます。

取材・文◎直江光信 写真◎川口洋邦
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