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【ルーセントカップ 第62回東京インドア】男子はベテラン村上雄人/長江光一(NTT西日本)が初優勝。女子は高橋乃綾/半谷美咲(どんぐり北広島)が強さを証明

優勝した村上雄大/長江光一にとって念願の勝利だった

 ルーセントカップ 第62回東京インドア全日本大会が東京体育館に戻ってきた。広い会場に、実業団、大学生、高校生のトップ選手が共演して、久々に国内トップの雰囲気を味わえる大会に。

 男子決勝は村上雄人/長江光一(NTT西日本)と林田和樹/柴田章平のベテラン対決に。予選から圧巻の強さを見せてきた林田ペアだったが、決勝戦は村上ペアのペースで試合が進み、G⑤―2で決まった。

 34歳の長江、33歳の村上ともに、東京インドア初優勝、ペアを組んでからもこれが全日本クラスでの初Vだった。
「ようやく取れました。まさか今日だとはおもいませんでした」と長江。村上は小学校時代のペアが対戦相手の柴田だっただけに、「最後に決勝で戦えるとは夢にも思わなかった」と感慨深い表情だった。敗れた林田も「最後に柴田さんに勝利をプレゼントしたかったですが、そこだけは残念」と話した。

観戦した学生にもお手本になる部分も多い

リードされても微動だにしないテニスを披露した高橋/半谷

 女子は高橋/半谷美咲(どんぐり北広島)が危なげなく頂点へ。決勝戦では予選でも戦った小林愛美/𠮷田澪奈(東京女子体育大)をG⑤―3で破った。サービスライン中心だった以前よりも幅広く動き、試合の組み立てのうまさも伝わってきた。
「プレーがやりたい動きとリンクしてきたので、もっとこうしたいということも出てきました。楽しかった」と半谷。
 今後は日本代表を見据えた戦いに目を向ける。

優勝を喜ぶ高橋/半谷

取材◎福田達 写真◎井出秀人
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