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【FASカップ2023】香川県内初の賞金大会! ここも船水颯人/上松俊貴が強さを見せる

今まさに充実期の船水颯人/上松俊貴

 香川県下ソフトテニス大会における初の賞金大会となる「FAS CUP SOFT TENNIS TOP12」が2月18日(土)、19日(日)、善通寺市民体育館で開催された。国内主要大会の優勝ペアを中心に、大会本部にて推薦した有力男子選手12ペアが出場。初日の予選リーグは、4ブロックに分かれて3ペアによるリーグ戦を行い、各ブロックの1位と2位が2日目の決勝トーナメントに進んだ。

 決勝戦は、準決勝で橋本旭陽/長江光一(三重高クラブ/NTT西日本)にストレートで快勝した船水颯人/上松俊貴(稲門クラブ/NTT西日本)と、準決勝で丸中大明/広岡宙(NTT西日本)との同士討ちにファイナルで競り勝った内本隆文/内田理久(NTT西日本)のカードに。序盤は絶妙なコースを突くレシーブや、船水のパッシング、上松のスマッシュが冴えた船水ペアが2ゲームを先取する。

 一方、内本ペアもデュースにもつれ込みながら粘り強く2ゲームを取り返し、百戦錬磨の天皇杯王者に食らいついた。しかし、第5ゲーム以降は、船水がクロスのパッシングや上松のネットプレーが要所で決まり、船水ペアが一気に勝負を決めた。

「FASさんにはプロになりたての頃からサポートしていただいていて、そのおかげもあって近年の活躍ができていると思っています。その感謝の気持ちを持ちながら、なんとか優勝したいと思って大会に臨んだので、非常にうれしいです。このような大会があるとモチベーションも上がりますし、僕自身はソフトテニスで生活しているので、この大会をきっかけにいろいろな大会が増えていってくれれば、他の選手にとってももっとより良い環境になっていくと思います」と船水。

 一方、上松はこう振り返った。
「FASカップの第1回大会ということで、大会を開いてくださったFASの会長や社長、関係者の方々に感謝をしています。試合続きの中にしてはまずまずで、80点ぐらいの出来だったかなと。勝てたことは自信にもなります。今大会はとても盛り上がったので、次につながるような第2回、第3回大会、あるいは中高生の大会などもできれば、ソフトテニス界ももっと盛り上がると思います」

安定した戦いぶりの船水/上松

■男子ダブルス結果
▼決勝
船水颯人/上松俊貴(稲門クラブ/NTT西日本)⑤-2内本隆文/内田理久(NTT西日本)
▼3位決定戦
橋本旭陽/長江光一(三重高クラブ/NTT西日本)⑤-0丸中大明/広岡宙(NTT西日本)
▼準決勝
船水颯人/上松俊貴(稲門クラブ/NTT西日本)⑤-0橋本旭陽/長江光一(三重高クラブ/NTT西日本)
内本隆文/内田理久(NTT西日本)⑤-4丸中大明/広岡宙(NTT西日本)

取材・文◎小野哲史 写真◎太田祐史
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