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【YONEX CUP札幌国際】男子は躍動した広岡宙/長江光一(NTT西日本)が優勝、女子は志牟田智美/根岸楓英奈(東芝姫路)が抜群の安定感でV

天皇杯制覇以降、常に優勝争いする広岡/長江

「YONEX CUP 2024 国際札幌大会」が2月18日(日)、北海道札幌市の北海きたえーるで開催された。台湾からの招待選手や国内の有力ペアをはじめ、北海道連盟や札幌連盟の推薦選手を含む、男女各16ペアが出場。予選リーグと決勝トーナメントで熱戦を繰り広げた。

 男子決勝に進出したのは、NTT西日本所属の広岡宙/長江光一と本倉健太郎/上松俊貴。手の内を知り尽くした実力伯仲の両ペアが、躍動感あふれる好プレーで会場を沸かせた。

 試合は序盤から積極的なネットプレーで圧力をかける広岡/長江ペアが2ゲームを連取。ここから互いに1ゲームずつ取り合うと、粘り強くラリーをつないだ本倉/上松がゲームカウント2-3と追い上げたが反撃もここまで。終始攻め続けた広岡/長江がG④-2で優勝を決めた。

 女子決勝は、昨年の皇后杯と同じ志牟田智美/根岸楓英奈(東芝姫路)と前田梨緒/中谷さくら(須磨学園高)が激突。互いに1ゲームずつ取り合って迎えた第3ゲーム、強気のプレーでデュースを制した前田/中谷がそのまま3-1とリードを広げて王手をかけた。

 だがここから志牟田/根岸が要所で強打を決めて追いつくと、試合はファイナルゲームへ。一気に流れをつかんでリードを広げた志牟田/根岸が⑦-2で押しきり、逆転で栄冠を勝ち取った。

引退の志牟田と日本代表に挑戦する根岸

●男子ダブルス結果
優勝 広岡宙/長江光一(NTT西日本)
準優勝 本倉健太郎/上松俊貴(NTT西日本)
3位 後藤佑斗/増田達四郎(なべ’sチルドレン)
3位 坂口生磨/野本凌生(尽誠学園高)

▼決勝
広岡宙/長江光一(NTT西日本)④-2本倉健太郎/上松俊貴(NTT西日本)
▼準決勝
本倉健太郎/上松俊貴(NTT西日本)④-0後藤佑斗/増田達四郎(なべ’sチルドレン)
広岡宙/長江光一(NTT西日本)④-2坂口生磨/野本凌生(尽誠学園高)

●女子ダブルス結果
優勝 志牟田智美/根岸楓英奈(東芝姫路)
準優勝 前田梨緒/中谷さくら(須磨学園高)
3位 高橋乃綾/岩倉彩佳(どんぐり北広島)
3位 貝瀬ほのか/渡邉絵美菜(ヨネックス)

▼決勝
志牟田智美/根岸楓英奈(東芝姫路)④-3前田梨緒/中谷さくら(須磨学園高)
▼準決勝
前田梨緒/中谷さくら(須磨学園高)④-1高橋乃綾/岩倉彩佳(どんぐり北広島)
志牟田智美/根岸楓英奈(東芝姫路)④-2貝瀬ほのか/渡邉絵美菜(ヨネックス)

取材・文◎能登亨樹  写真◎江本秀幸
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