ソフトテニスマガジン・ポータル

【KUMAGAKU CUP】インドアで貴重な経験。九州対決は都城商業が優勝! センバツでは8強の壁を越える!

優勝した都城商業

 3月2日、菊池市総合体育館にて、熊本学園大学主催のKUMAGAKU CUPが開催された。全日本高校選抜に出場する九州の代表6校と熊本学園大A、Bの計8チームを2ブロックに分けて総当たり戦を行い、さらに順位決定戦で優勝を争った。決勝戦は全日本U-17メンバー2人を擁する都城商業が熊本学園大Aを②-0で退け優勝した。

 優勝した都城商業の森良輔キャプテンは、「自分たちは誰が一番に出ても、流れを作れるよう声を出しています。また、自分と川﨑康平はU-17ということもあり相手から向かってこられますが、一つずつしっかりと勝っていきたい。高校選抜はずっとベスト8なので、そろそろその壁を越えたいです。チームとしても個人としても、さらに強くなり、より高みに挑戦できるチームを作っていきたい」と新シーズンへの抱負を話した。

「インドアの大会というのが基本九州はない中でKUMAGAKU CUPを開催していただき、インドアでの団体戦の雰囲気を感じさせていただきました」と嬉野高・大島樹監督。さらに、「一番手で出るペアの勢いだったり、二番手に出るペアの確実性だったりが見られたのはよかったです。さらに三番勝負になったときにインドアでの三番に出る選手の試合の仕方、勝ちもあり負けもあり、そこも大きな経験になったかと思います」と大島監督は続けた。

 熊本学園大キャプテンの宮脇佑太は「昨年は九州から日本一(ハイスクールジャパンカップ・白井大希/草地凌冴)が生まれました。また、今年も日本一の選手が出てくれるように力をつけて、まずは選抜に臨んでほしい」と期待を込めた。

 本大会を通して得られた経験をもとに名古屋の地でさらに大きく躍動し、「九州から日本一を」の言葉をそれぞれが胸に込め、全国に挑んでほしい。

都城商業主将の森良輔は体格もよく、決定打のある一本は圧巻

変幻自在のプレーを見せる川﨑康平。ストロークからネットプレーまで幅が広い

3位となった嬉野高のエース藤井智暉。コートを俯瞰で見ているかのような見事なポジショニングと決定打の一つひとつは見事

予選リーグでは敗けはしたが、この経験することで勝ち方を模索し、さらに強くなることを期待する嬉野の木下琉希

大会に参加した選手たち

 

文と写真◎後藤優太
ソフトテニスマガジン・ポータルTOPへ
モバイルバージョンを終了