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【日本代表予選会】タイムテーブル制導入が好評。観戦者に優しい工夫も

スコアボードも見やすかった

 大会初日は開始の9時から、各コート70分が設定されていて、試合が終わっても第2試合を入れることなく、70分後にすべてのコートで第2試合が入る。観戦者側からすれば、予定のコートに行ったのにすでに試合が終わっていたということはなくなる。また、選手側も試合開始時間が決まっているので、アップなどの調整も逆算できるのだ。さらには、敗者審判も試合直後でない場合がほとんどなので、負けてすぐに審判台ということはない。ただ、2日目は時間の関係もあり、これを続けると終了が夜になるおそれもあり、各コート試合後20分が基本となった。選手も大会関係者、コーチ、観客、報道とほとんどの人たちが賛同したタイムテーブル制だった。

 さらに、観戦者に優しかったのは、スコアボードがコートの両側に置かれたことだ。これより、どちら側で観戦してもスコアがすぐ分かる。さらに細かいことが言えば、1ポイント毎にボードにポイントの得点経過を置いていくが、これが通常見られるよりも大きくて、見やすい。連盟の公式ユーチューブチャンネルでも左上にスコアが常時見られるように工夫されていて、会場に行けなかった人たちには好評だった。今後、新しい観戦者が来た場合、非常に大切なことだと感じることだ。

 

文◎福田達 写真◎井出秀人
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