『糖中毒』の同僚。
朝から「あ〜疲れた」。午前中に菓子パンを取り出す。午後になればお決まりの「眠い」を連呼。目覚まし用にチョコを食べ出す。しばらくすると「だるいダルイ」を連発。夕方になると、コンビニのお菓子を分けてくれる。コンビニで買ってきたコーヒーにフレッシュをいれ笑顔でブレイクタイム。案の定、「あーしんどい。今日は早く帰ろうかなぁ」と言いながら、引き出しからスナック菓子を出してボリボリ食べている。
毎日繰り広げられる光景。常にマイナス発言のHさんである。料理ができない独居の60代男性の方。野菜も肉も高いし買わない。毎朝、安い食パンにマーガリンをたっぷりと、インスタントコーヒーにコーヒーフレッシュを2個。昼は安売りのカップ麺、美味しいからスープは最後まで飲み干すようだ。夜は、パックのご飯にスーパーの惣菜で済ませる。ある日、脳溢血で倒れられた。塩分過多で高血圧、栄養不足。そりゃそうでしょうね。内臓や血管はタンパク質で作られるのだから。必然的に発症されたと思えてならなかった。食事は自分のカラダを作るのよねぇ。
私は血管年齢28歳。実年齢は秘密。牛乳嫌い、お肉が苦手、特に脂の部分とかはね。嫌いな物を避けてきた結果が今です。意外と髪の質も良く、整体の先生からはジムに行かなくても程よく全身に筋肉がついていますと太鼓判をおされているくらい健康体。実は1日平均1万歩近く歩くのですよ。食事もカラダを動かすことも大切ですね。
大好きな玄米、雑穀、キノコや海藻、豆、野菜、魚。きっとタンパク質は魚から摂れているのでしょう。東洋医学に『陰陽五行』というのがあります。食べ物にも五行があって、味の違いにより5つの性質に分類して、五味は五臓と関係があり、特定のものを身体が欲しがる場合、身体のある部分が疲れていたり、弱っていたりすると考えられるのです。まさに、自分の身体のタイプが分かるからね。身体に合う食べ物は、自分が欲する食べ物と一致するのは不思議ですね。スポーツ選手も食事の改善がきっかけになることもあるようで、いろんなことを知って、自分にあてはめて、考えてみてください。
マダムペコ
PROFILE/京都生まれ。保険会社のお客様窓口勤務。趣味は映画、読書、音楽、スポーツ観戦。テニスは挫折経験あり。日常では、所作やマナーや社会のルールを愛を持って感化している日々。食生活から意識してインナービューティーを目指すことで、心も身体も健康で幸福感を膨らませることができると実感している。