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【全日本シングルス】今季存在感を示す上野美穂(川口市役所)。テニスに向き合う姿勢はお手本に。

準々決勝で敗れたが、存在感を示す上野

 日本代表予選会は予選リーグを突破して、決勝トーナメント1回戦で惜敗。関東オープンを優勝。そして、全日本シングルスは準々決勝で優勝した宮前希帆(ワタキューセイモア)に敗れた。

「調子の良し悪しよりも波があまりないです。市役所勤務なので、もちろん仕事優先で練習量が少ないので、そこでどうするかは意識しています」

 立教大を卒業してからずっとコーチもしてきた。週末などの時間がある時は、学生と練習することは貴重な時間かもしれない。

 今回は広島翔洋高の後輩、宮前希帆(ワタキューセイモア)に敗れたが、いつかは対戦したいと思っていた選手だという。

「手も足も出なかったです。自分が攻めているのに、攻めてないという気持ちになるというか、気づくと逆に嫌なボールを打たれている。そこはすごい点だし、嫌なところに返球がきています」

 日本リーグ、STリーグの経験はないが、実業団リーグで昨年は7位も、一昨年、3年前は4位と昇格を狙える位置にいて、チームでは(STリーグに)上がりたいという声も出てきたと言う。何よりも、この選手の背中を見れば、取り組み方は参考になるし、一緒に頑張りたいと思う。そして、主軸は好調で、今季の動向は見逃せない。

 

文◎福田達 写真◎上野弘明
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