
【大学王座】男子は日本体育大が2連覇、通算10回目の制覇! 女子は神戸松蔭大が21年ぶり11回目の優勝!三番勝負で4年生ペアが決める!
第45回全日本大学王座決定戦◎6月7、8日/愛知県一宮市・いちい信⾦アリーナ、いちい信⾦中央アリーナ
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6月7日(土)、8日(日)に愛知県一宮市・いちい信⾦アリーナ、いちい信⾦中央アリーナにて『第45回全日本大学ソフトテニス王座決定戦』が行われた。全国各地区ブロックを勝ち抜いた男女各18校が7日に予選リーグ、8日に決勝トーナメントと順位決定戦を戦い、男子は日本体育大が2年連続10回目、女子は神戸松蔭大が21年ぶり11回目の優勝を果たした。
男子の日本体育大は、予選リークで福山平成大と東北学院大にいずれも⑤-0で圧勝。同志社大との準決勝も③-0と相手をまったく寄せつけなかった。
決勝は昨年と同じく法政大と対戦。日本体育大はまずエースの片岡暁紀/黒坂卓矢が④-1で貫禄勝ちを収めると、2番のルーキー・川﨑康平/森良輔が勢いのあるプレーで熱戦をものにして続く。シングルスの佐藤駿丞も丁寧なストロークが光り、ストレートで快勝。2日間の戦いで1本も落とさなかった日本体育大が盤石の戦いぶりで2連覇を飾った。
浅川陽介監督は「関東選手権や関東学生選手権で結果を残した選手たちをしっかりと使おうというチーム方針もあったので、いろいろな選手を起用しました。関東学生リーグから課題にしていたレシーブ力はしっかり取り組めたと思います」と2日間を総括。主将の屋比久大夢は、「チームのレベルが高く、上手くても試合に出られない人もいます。そういう中で試合に出た人は責任感が出てきますし、みんなの負けられないという気持ちが強くて、この結果につながりました」と、チームの層の厚さと結束力の高さを強調した。
女子の神戸松蔭大は、予選リーグで熊本学園大と福山平成大に③-0で快勝。準決勝の日本体育大戦では、1番の岩元望美/岩元愛美がナショナルの天間美嘉/左近知美に競り勝つと、シングルスの本間友里那も際どい勝負を勝ちきって勢いづいた。
明治大との決勝では、岩元ツインズが前田梨緒/中谷さくらに敗れたが、本間がファイナルの激闘を制してタイに持ち込むと、三番勝負で石原愛菜/木宮歩乃の4年生ペアが存在感を示した。最後は石原の絶妙な中ロブがエースとなり、大学名が神戸松蔭に変わった初年度に栄えある大学王座のタイトルを手中に収めた。
神戸松蔭大の高井志保コーチは「今大会はインドアなので、一旦、王座に向けてインドアのテニスで日本一になれるようにやってきました。関東勢に勝てたということより、体育館にうまく勝てたという印象です」と勝因を語った。主将の木宮は「最後の三番勝負は、『威風堂々』という横断幕を見ながらプレーしました。みんなも応援を頑張ってくれたので力になりました」と満面の笑みを浮かべた。女子の関西勢としては17年ぶりに大学王座を奪還。大きな自信をつかんだ神戸松蔭大は、秋のインカレでも日本一を狙っていく。