2025年度のインターハイは中国地方を舞台に、ソフトテニス競技は山口県宇部市で戦いが行われる。男子は7月24~27日、女子は28日~31日に予定されている。すでにその予選が各地で始まっている。
東京都の予選は6月8日に男女団体戦が行われた。男子は駒大が4年ぶり17回目の優勝を成し遂げた。過去2年準Vの雪辱を果たした。
16本から始まった団体最終日。駒大対豊南の決勝戦は3面展開となり、お互い難しい試合となった。2番で出た駒大の大場海心/泉沢幸明がG④―1で先勝したのはあと2面の内面にも好影響した。ただ、残りの2面はどちらもファイナルと白熱したが、1番の直井一史/山本涼吾が勝利して、インハイ出場を決めた。
「試合の入りを大切にしながら、勢いを持って向かっていけました。試合を楽しめたのではないでしょうか」と駒大の市原英典監督。
チーム内競争も激しい駒大だが、直前のメンバーで3年生が外れた。直井主将は「みんなで山口に行こう」を合言葉に、絶対に負けられない気持ちを出して戦った。
「こちらから向かっていく気持ちを出して、攻めの意識を上げてから流れがよくなりました。チーム競争は激しいので、本番で誰が出るのかも分からないですが、向かっていく気持ちを忘れず臨みたいです」と直井主将。
敗れた豊南は準々決勝で第1シードの早稲田実業を三番勝負で下して、勢いに乗った。決勝戦の1番は序盤をリードしてからの逆転負けで、3番は1-3からファイナルに持ち込んだ。
「選手を称えたいですし、よく戦ってくれました。結果は一歩及ばずですが、価値ある2位です」と高橋慎典監督。
中学時代、全国大会、関東大会に出場した選手はいなく、高校で頑張ろうと入って来た選手たちが大半だ。それでも今年の3年生は大きな力を発揮して、やればできることを示した。
「1、2年生はできると言うことを教わりました。彼らに勇気を与えてくれました」(髙橋監督)
直井一史/山本涼吾(駒大)
大場海心(駒大)
泉沢幸明(駒大)
稲葉暁士(豊南)
畠山漣大郎(豊南)
RESULTS
▼男子団体
優勝 駒大
準優勝 豊南
第3位 明法
第3位 清瀬
男子団体準優勝 豊南
男子団体3位 明法
男子団体3位 清瀬