2025年の中国総体(インターハイ)ソフトテニス競技は、最終日の7月31日に女子団体戦が行われた。決勝は東北(宮城)と京都光華(京都)の対戦となり、東北が勝って2年連続3回目の日本一に。前日に個人戦を制していた天間麗奈/佐藤紗空は団体戦との2冠を達成した。
初の決勝進出・京都光華を退ける
準決勝で広島翔洋(広島)を②-0で退けて連覇を狙う東北と、三番勝負の末に羽黒(山形)を下して初の決勝進出を果たした京都光華の戦いは3面展開で行われた。最初に勝利を挙げたのは東北の3番で1年生ペアの中山萌/根岸ゆず。個人戦ベスト8の太田倫/松井楓花を相手にG3-0の好スタートを切ると、そのままG④-1で押しきった。
2番では個人戦3位の東北・柏春花/村上芹と、同準優勝の京都光華・原綾那/西村ひよが激しく競り合い、原ペアがG3-2とリード。1番では京都光華の伊藤亜沙華/山本好来が、東北の天間/佐藤に懸命に食い下がっていたものの、G1-1からじわじわと突き放した天間ペアが、最後はG④-1で勝って歓喜の瞬間を迎えた。
東北は2021年の初優勝から昨年、そして今年と5年間で3回目の優勝となり、黄金時代の到来を思わせる結果に。天間/佐藤は2017年の林田リコ/宮下こころ(文大杉並・東京)以来、8年ぶりとなる個人戦・団体戦の2冠を成し遂げた。
個人戦に続いて佐藤紗空とのペアで躍動した天間
天間との好連係で2冠を達成した佐藤
村上とのペアで昨年に続いて優勝メンバーとなった柏
柏との個人戦3位に続いて団体戦を制した村上
1年生ながら根岸とのペアで優勝に貢献した中山
中山とともに1年生でチームを優勝に導いた根岸
インターハイ団体戦では初の決勝進出となった京都光華
京都光華の応援席には須磨学園(兵庫)、和歌山信愛(和歌山)、高田商業(奈良)の近畿勢も加わった
2年連続3回目の優勝となった東北
過去最高の準優勝となった京都光華
過去最高の3位となった羽黒
3位の広島翔洋
女子団体戦最終結果