9月13日〜15日の3日間にかけて、千葉県・白子町テニスコートで令和7年度全日本中学生クラブ選手権プレ大会が開催された。女子1位・2位トーナメントでは奈良LEGENDS(奈良)が決勝でQueen Bees(愛知)を②-1で下し、日本一に輝いた。
奈良LEGENDSは準決勝で田辺STC(和歌山)との近畿対決を2-0で制し決勝へ。2面展開で行われた決勝では1番の大倉愛里/間井谷瑠璃がG2ー3から追い上げを見せ、ファイナルゲームまでもつれ込むも、安藤美乃子/杉原果歩に敗れた。
2番のシングルスには裏心音が登場。序盤から深いストロークと、時折前に出てハイボレーで叩き込むなどを披露。コートを立体的に使い、G③-1で勝利。試合は三番勝負にもつれ込んだ。
3番は栢森菜穂/土橋咲愛が鈴木心陽/三鍋咲心と対戦。ダブル後衛やダブル前衛、雁行陣と型にとらわれないプレーで相手を翻弄した。対する鈴木/三鍋もセンターを徹底して攻めるなど応戦したが、最後はファイナル⑦-1で栢森/土橋に軍配が上がった。
陣形に問われない独自のスタイルで全国制覇を成し遂げた奈良LEGENDS。試合後、濱中嘉彦監督は「前に詰めて攻めるプレーを練習していたので最後は勝利につながりましたけど、もっとできるんじゃないかと思います」とさらなる活躍を願った。栢森も「全中優勝を目指しているので、これに満足しないようにがんばります」と誓った。
最後こそ敗れたがQueen Beesも力強いストロークを中心としたチーム作りで決勝まで上り詰めた。初田竜也監督は「1、2年生中心でまだ大舞台で課題が見えたかな。子どもたちの成長にはつながったと思うのでもっとレベルアップしていきたいです」と振り返った。
女子準優勝 Queen Bees(愛知)