11月7日、第80回全日本選手権大会は有明テニスの森、有明コロシアムで大会2日目を終えて、最終日を戦う男女4ペアが出揃った。
男子は第1シードの内本隆文/上松俊貴(NTT西日本)をファイナルで破った橋場柊一郎/菊山太陽(法政大)、林佑太郎/長江光一(NTT西日本)を破った片岡暁紀/黒坂卓矢(日本体育大)の大学生2ペアが準決勝に進出している。ともにナショナルチームで、昨年は準々決勝で敗退していたが、見事に壁を破った。
橋場/菊山は序盤から調子を出せずG0-4とされる。しかし、あきらめることなく一歩ずつ前に進むと最後はファイナルに持ち込んだ。さらに、4-6とマッチポイントを与えたが、脅威の粘りで追いつき、振りきった。
「最初は自分がだめで、太陽が戻してくれて、途中から自分が盛り返して、そこからは助け合ってできました。勝てたことはうれしいですが、明日が勝負。引き続きいいプレーできるようにしていきたい」と橋場。菊山も「最初は取られましたが、あきらめずに戦えた。緊張せずにできたのがよかったです」と話した。
さらに矢野颯人/内田理久(NTT西日本)は品川貴紀/早川和宏(福井県庁)をG⑤―1、上岡俊介/丸山海斗(Up Rise/one team)は浅見竣一朗/安達宣(早稲田大)をG⑤―1として準決勝進出を決めた。
明日の準決勝のカードは橋場柊一郎/菊山太陽(法政大)対片岡暁紀/黒坂卓矢(日本体育大)、矢野颯人/内田理久(NTT西日本)対上岡俊介/丸山海斗(Up Rise/one team)となった。
試合終盤に素晴らしい戦いを披露した橋場
大学の集大成として頂点を目指す片岡
ハードコートでのパフォーマンスでコリアカップ日本代表に選出されただけに、今回は持ち味を発揮するチャンスだ
