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【東京インドア2026】男子は安定の矢野颯人/内田理久(NTT西日本)が自信を深めるV! 女子は日本代表の高校生ペア、天間麗奈╱前川愛生(東北高╱広島翔洋高)が優勝

男子優勝の矢野颯人/内田理久。2025年からペアだが、ずっと安定している

 2026年の幕開けを告げる「ルーセントカップ 第66回東京インドア全日本大会」が1月18日、東京体育館で行われた。男女それぞれ社会人や大学生、高校生のトップ選手8ペアが出場し、4ペアによる予選リーグ戦(2ブロック)を経て、各ブロック1位、2位によるトーナメントへと進んだ。

 女子は、準決勝で原口美咲╱宮前希帆(ワタキューセイモア)と前田梨緒╱中谷さくら(明治大)に、それぞれG⑤-1で快勝した高橋偲╱岩倉彩佳(どんぐり北広島)と天間麗奈╱前川愛生(東北高╱広島翔洋高)が決勝で対戦。岩倉と天間は前回、ともに別のペアで決勝に進み、その時は岩倉が2連覇を果たしている。

 天間が「勝つことだけでなく、楽しく自分たちらしいプレーを意識していた」と振り返ったように、天間の安定したストロークと前川の力強いショットで、2ゲームを先取した天間/前川が主導権を握る。第3ゲームは落としたものの、第4ゲームに入ると、積極的に前に出る策が奏功。再び2ゲームを奪って昨年の皇后杯覇者・高橋/岩倉を引き離した。

 第6ゲームは高橋/岩倉に粘られ、第7ゲームも大熱戦のデュースにもつれたが、終始、攻めの姿勢を貫いた天間/前川がG⑤-2で頂点に立った。

 前川は「今日は最初の入りがあまり良くなくて、2人で『ちょっと不安だよね』と話をしていたのですが、最後は高校生である元気さでなんとか押し切れたので、とてもよかったです」と笑顔だった。春には新生活をスタートさせる天間/前川が、2026年を最高の形でスタートさせた。

女子優勝の天間麗奈╱前川愛生(東北高╱広島翔洋高)

女子準優勝の高橋偲╱岩倉彩佳(どんぐり北広島)

 男子は、準決勝で昨年の天皇杯王者・橋場柊一郎/菊山太陽(法政大)をストレートで下した矢野颯人/内田理久(NTT西日本)と、同じく準決勝で内本隆文/上松俊貴(NTT西日本)とのファイナルの激闘を制した片岡暁紀/黒坂卓矢(日本体育大)が決勝で対戦した。天皇杯で3位だった両ペアは、この日の予選リーグ初戦でも相まみえ、矢野/内田がG④-2で競り勝っている。

 序盤は互いに譲らなかった。最初のゲームをデュースの末に矢野/内田が取ると、黒坂の鋭いボレーや片岡の絶妙なロビングなどで片岡/黒坂が2ゲームを連取。すると、矢野/内田がすぐさま第4ゲームを奪い返した。

 だが、「試合に入る前も試合中も、どういうテニスがしたいかを矢野と共有しながらできた」(内田)という矢野/内田が第5、第6ゲームも相手を寄せつけない。片岡/黒坂も第7ゲームで意地を見せて食らいついたが、最後は相手のミスを誘った矢野/内田がG⑤-3で逃げきった。

 矢野は「優勝できてすごくうれしい気持ちです。僕でもトップレベルの大会で1番に手が届くんだなとあらためて自信になった大会でした」と充実の表情だった。

 今年度からペアを組む2人は、試合を重ねるたびにコンビネーションを高めている。2026年は日本ソフトテニス界の主役として輝く決意だ。

男子準優勝の片岡暁紀/黒坂卓矢(日本体育大)

取材・文◎小野哲史 写真◎井出秀人
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