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【代表予選会】上松俊貴、矢野颯人(NTT西日本)、宮前希帆(ワタキューセイモア)が3連勝で最終日へ

3連勝で1位通過した矢野颯人(NTT西日本)

 3月20日から、福島県のテニスパーク棚倉にて開催されている第20回アジア競技大会日本代表選手予選会。初日は男子51名、女子52名が参加して、トーナメント戦により、男女ベスト8が決まった。2日目は男女各8名が4選手に分かれて、リーグ戦形式で競い、最終日に残る各リーグ1、2位選手が決まった。明日22日の最終日は再び、4選手によるリーグ戦形式で戦い、優勝者がアジア競技大会日本代表に内定する。

 男子Aブロックは上松俊貴(NTT西日本)が3連勝、丸山海斗(one team)が2勝1敗として最終リーグに進出した。Bブロックは矢野颯人(NTT西日本)、植田璃音(高田商業高)がともに2連勝して、最終日進出を決め、最終戦では矢野がG④―1と植田を下し、こちらも3連勝とした。

シングルスの戦い方では一歩先をいく上松俊貴(NTT西日本)

 女子Aブロックは宮前希帆(ワタキューセイモア)が3連勝して1位を決めたが、左近知美(日本体育大)、長谷川憂華(ワタキューセイモア)、浪岡菜々美(ナガセケンコー)が1勝2敗で並び、得失差でも同じで、最後はポイント差で長谷川が2位に入った。

 女子Bブロックは昨年のアジア選手権代表4選手が争った。2戦を終えて、前田梨緒(明治大)が2勝、岩倉彩佳(どんぐり北広島)が1勝1敗、天間麗奈(東北高)も1勝1敗、前川愛生は2敗だった。最終戦で天間が前川を破り2勝1敗、さらに岩倉が前田を破り、2勝1敗で3選手が並んだが、得失差で岩倉が1位、天間が2位となるなど、女子は大混戦だったのが分かる。

女子で唯一3連勝した宮前希帆(ワタキューセイモア)

最終戦で逆転の1位通過を決めた岩倉彩佳(どんぐり北広島)

 この日は朝から強風で、しかも簡単には決まらないハードコートで、戦い方は非常に難しく、長い試合も多かった。その中で、昨年の全日本シングルスを制した上松、宮前が競りながらも全勝したのは戦い方に長けているからだろう。

「ハードコートのシングルスで、この強風。慣れているベテランは戦術が立てやすいと思います。これだけ風が吹いていたら、コーナーも狙えない。打つところで少しズレたら、相手のコートでは1mズレます。だから、どうしても真ん中よりの配給になるし、強打もできない。サービスのトスは正確性が必要な上、ファーストサービスが入ったところで、有効打にはならないし、カットサービスでいいと思います」と長江光一(NTT西日本)。この日は丸山海斗戦のG2-2で肉離れの前兆があり、タイムアウトを取り、さらに試合を続けたが、G3-④で敗れた。

 また、丸山戦、上松戦ともに競りながら、どちらも敗れて3位に終わった黒坂卓矢(日本体育大)は、「まだ代表入りのチャンスは残っているので、切り替えてやります。コンディショニングもきちんとして、イージーボールを1本で仕留めたりというできること一つひとつをきちんとしていくことだけに集中します」と話した。

惜しくも最終日には残れなかった黒坂卓矢(日本体育大)も奮闘

ダブルスでの代表入りを目指す長江光一(NTT西日本)

最終戦進出者
▼男子
上松俊貴(NTT西日本)
矢野颯人(NTT西日本)
丸山海斗(one team)
植田璃音(高田商業高)

▼女子
宮前希帆(ワタキューセイモア)
岩倉彩佳(どんぐり北広島)
天間麗奈(東北高)
長谷川憂華(ワタキューセイモア)

文◎福田達 写真◎井出秀人
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