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【高校選抜・2日目】第1シードの高田商業(男子)、文大杉並(女子)は危なげなく8強入り。女子では白鷗大足利が2019年度覇者の就実を破る。

のびのびとプレーした白鷗大足利の佐藤美々香主将(左)と一ノ瀬舞美

 昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となり、2年ぶりの開催となる全日本高校選抜大会が、3月28日に愛知県名古屋市の日本ガイシスポーツプラザで開幕。男女各36チームが春の日本一を懸けて激闘を繰り広げている。

 愛知県名古屋市の日本ガイシスポーツプラザで開催されている全日本高校選抜大会は競技2日目の29日に2、3回戦が行われ、男女のベスト8が決定した。

 男子では2年越しの連覇を狙う第1シードの高田商業(奈良)が八戸工大一(青森)、鹿児島商業(鹿児島)にストレート勝ちしたほか、2019年のインハイ王者で第2シードの尽誠学園(香川)も鹿児島(鹿児島)、学法石川(福島)を寄せつけず、順当に勝ち上がった。東北大会1位の東北(宮城)は3回戦で上宮(大阪)に②-0で完勝。北信越1位の能登(石川)も地元岡崎城西(愛知)に食い下がられながらも0で勝利し、準々決勝にコマを進めた。

 また3年前の都道府県全中優勝メンバーがそろう関東1位の高崎商業(群馬)は、岡山理大附(岡山)を3番勝負で破り、うれしい全国初の8強入り。明日の準々決勝では、3回戦で都城商(宮崎)に競り勝った羽黒(山形)と対戦する。

都道府県全中の優勝メンバーが5人そろう高崎商業。写真は喜樂洸音(左)と北爪琉登

 女子は前回大会(2019年度)の覇者、第2シードの就実(岡山)が、3回戦で白鷗大足利(栃木)に0-②で敗れる波乱があった。勢いに乗る白鷗大足利が明日どんな戦いぶりを見せるのか、注目だ。

 五十嵐美結/左近知美を軸に実力ペアが並ぶ第1シードの文大杉並(東京)は、修大ひろしま協創(広島)、岡崎城西(愛知)を危なげなく破ってベスト8進出。近畿1位の昇陽(大阪)は3回戦で埼玉平成(埼玉)に3番ファイナルの末に競り勝ち、クウォーターファイナルへの切符をつかんだ。準々決勝では東海1位の三重(三重)と激突する。

 大会最終日の明日は、準々決勝から決勝までが行われ、春の高校王者が決定する。明日の組み合わせは以下の通り。

▼男子
高田商業 vs 三重
羽黒   vs 高崎商業
東北   vs 能登
尽誠学園 vs 霞ヶ浦

▼女子
文大杉並 vs 和歌山信愛
京都光華 vs 東北
昇陽   vs 三重
中村学園女子 vs 白鷗大足利

取材◎直江光信 写真◎川口洋邦
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