8月31日、苫小牧市緑ヶ丘庭球場にて、全日本社会人の男子一般、35、45が開催された。9月のアジア選手権に出場する内本隆文／上松俊貴（NTT西日本）、上岡俊介／丸山海斗（Up Rise／one team）が現在の充実度の違いを見せて、決勝戦に進出した。

　１－１で迎えた第3ゲームはお互いの意地がぶつかった。どうしても落としたくないという意地も垣間見えて、何度もデュースを繰り返したが、最後は内本／上松が⑨―７とした。

「滑るコートで、あのゲームで下半身にダメージがありました。鍵となるゲームで、相手に上手くやられました」と上岡。

　ただ、そこでは引き下がらず、相手マッチポイントも何度もしのいだが、最後はG④―２とした内本／上松が優勝した。

「大学時代に団体戦で組んだことがありますが、NTTでは初めて。だんだん良くなってきて、こうしようというのが出てきたので、それも良い方向に行った理由です」と上松。

　日本代表での高い志に加えて、長い合宿を経験して、心身とも充実期にある代表選手たち。勝負の秋に、万全に近い状態で臨めるのではないだろうか。

内本隆文（NTT西日本）

上松俊貴（NTT西日本）

上岡俊介（Up Rise）

丸山海斗（one team）