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2025.10.26

【全日本クラブ選手権】男子はレペゼン長崎が2連覇! お互いがカバーし合って、理想的な勝利を重ねる。

第32回全日本クラブ選手権大会◎10月25、26日/千葉県白子町

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三番勝負で優勝を決めたレペゼン長崎

 10月25日に千葉県白子町で始まった第32回全日本クラブ選手権大会は、雨のため予選リーグをやめて、トーナメント戦での勝負に変更された。222チームがエントリした男子は初日に32強まで進んだが、雨予報の2日目は終えること自体厳しいと思われた。それでも3面展開で進めたことで、最後はレペゼン長崎(長崎)とJohsei club(愛知)が決勝戦に進出した。

 レペゼン長崎はこちらが負けても他の2本がカバーするなど、スタイルの違う3本が、チームとして噛み合った。

「みんな強いので、不安なく戦えました。たとえ負けても、味方が何とかしてくれると思っていました」と話すのは井元勇作。垣本瑞貴も同じことを勝因に挙げた。「こっちが危ないとこっちがカバーする。同じレベルの3本がうまく噛み合うことができました」

 レペゼンはラテン語で代表する。長崎県から日本一を目指したいという思いからつけたチーム名だったが、見事に2連覇という結果を導いた。古賀勇哉監督はこう話してくれた。
「昨年の優勝を決めた前衛が抜けましたが、みんなが練習で成長してきた結果としての2連覇です」

 敗れたJohsei clubはほとんどが岡崎城西高のOBだった。インターハイで初優勝を成し遂げた現役同様、頂点まで届く可能性もあったが、三番勝負で敗れた。ただ、準々決勝の三番勝負のファイナルを稲熊亮哉/大和朔也が1-6から逆転勝ちするなど、粘り強さも見られた。

「雨だったので前衛が活躍するテニスができましたが、決勝のファイナルは粘りきれなかったです」と話すのは監督兼任選手の稲熊亮哉。敗れたが、岡崎城西高の夏の快進撃のように、こちらも頂点まで昇り詰めるのではないかという勢いがあったが、わずかに届かなかった。

決勝の三番勝負は2人で一本のシーンが多かった

決勝戦のファイナルは届かなかったが、奮闘した稲熊ペア

優勝 レペゼン長崎(長崎県)

準優勝 Johsei club(愛知県)

3位 桜倶楽部A(神奈川県)

3位 見前STC(岩手)

文◎福田達 写真◎井出秀人