「あっ！あたしこれ食べたい。この店にも行きたい！」
テンションが高すぎる3人組の女子たちに遭遇。ボテっとした指先のネイルが視線を集める。小さな爪が大納言の豆に見える。

　1人の女の子は、終始うなずいているだけ。発色の良い口元と、耳元でゆれるイアリングが精一杯という印象。あとの2人に気を使い過ぎて完全受身。合わせようと無理してないかな。一緒にいて楽しめてるのかな。部活仲間のようでした。
　あとの2人は年齢にはふさわしくない赤く浮いた唇と、履き慣れないミュールが両膝を開かせ余計に姿勢を悪くしている。

　いつか口紅やハイヒールが似合う大人の女性になれる日がくるのだけれど、今は等身大の背伸びしないありのままの自分が、いちばん可愛いんだということにも気付いて欲しいな。

　けれど、グロスをひきアイメイクを繰り返してお化粧も上手になっていくのよね。大人の階段を登っていくのは、急がなくてもいいし焦らなくてもいいと思うよ。

　何かに集中して全力以上の情熱を出し切った時って、輝きがカラダの内側からほとばしってきらめいて見えます。自分では高揚感や達成感で満たされて、幸せな気持ちになるよね。心からキラキラになるのが不思議。学生時代には、とても素敵なその瞬間を繰り返して体感してほしいなと心から願います。

　誰かの影を歩くのではなくて、自分で決めた道こそを胸を張って歩いてみてね！

マダムペコ
PROFILE／京都生まれ。保険会社のお客様窓口勤務。趣味は映画、読書、音楽、スポーツ
観戦。テニスは挫折経験あり。日常では、所作やマナーや社会のルールを愛を持って感化
している日々。食生活から意識してインナービューティーを目指すことで、心も身体も健
康で幸福感を膨らませることができると実感している。