【マダムペコの部屋】第29回◎私のパンドラの箱を開けてみました。
年末に大事に残されていたリストバンドが出てきました。未練が残っていたのかしら。新品だった物ですが、ゴムも劣化してバキバキと音がしました。今日は、封印していた私のテニスにまつわるお話をしてみましょう。
ある日、ガットが切れて張り詰めていた気持ちも切れてしまったの。
張り直したあとは、別のラケットならもっと上達するのかなとの気持ちが芽生えてきたり、指導者がえこひいきしているように思えると友達にささやかれて、ますますヤル気を失ってしまいました。
私も若かったのよね。上達しない自分に嫌気がさして、つまらなかったの。なのに、シューズや可愛いいウェアが欲しいと欲がおさまらず、ラケットを身体の前に抱えて練習に通っていました。
太い脚があらわになるのも恥ずかしかったし、上手な人がうらやましくて直視できなかったわ。ラケットを握ると心がざわついて、ちっとも楽しくなかったし、最後は逃げちゃったんだよね。
自分が目指す理想像が目の前にいるのに、リスペクトできなかった。プレーが上手な人には、すごいねと祝福する気持ちを向ければ良かったのに、自分がみじめに思っちゃったの。自己憐憫っていうやつ。やめたい病の友人と、ふてくされて萎縮していた私が意気投合したのでした。
今はテニス愛が復活している私。
もう今からでは遅いかな? いや、いけるかな。知人に85歳で週に2回はコートに立つ現役の女性がいます。いつも元気で笑顔いっぱいで「テニスは楽しいですよ」とおっしゃるの。颯爽と赤い車を運転して向かわれています。私もそんなお婆ちゃんになってみたいなぁ。
2026年は、皆さんのテニス愛が今よりもっと大きくなって広がっていくといいね。周りのすべての人や出来事に感謝して、謙虚にテニス道を邁進して下さい。
マダムペコ
PROFILE/京都生まれ。保険会社のお客様窓口勤務。趣味は映画、読書、音楽、スポーツ観戦。テニスは挫折経験あり。日常では、所作やマナーや社会のルールを愛を持って感化している日々。食生活から意識してインナービューティーを目指すことで、心も身体も健康で幸福感を膨らませることができると実感している。




























