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2017.09.03

【日韓中U-17の声④】片野理音(東北)「U-17で代表に選ばれたことを自信にしてプレーしていきたい」

インハイ戦士が国際大会で躍動◎8/25~27日韓中ジュニア交流競技会

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日韓中で片野理音は5戦4勝(ダブルス3戦、シングルス2戦)

福島インハイの激闘から1か月、8月25日から27日まで茨城県の笠間市総合公園テニスコートで行われた日韓中ジュニア交流競技会(大会結果はコチラ)。日本チームはU-17から男女各6選手が出場した選抜チームで団体戦を戦った。

注目の韓国戦で単複を担った片野理音(東北高)は、「これまで国際経験がなかったけれど、この経験を自信にして今後につなげたい」と語る。

片野理音(東北高)
右利き/後衛、福島県出身
福島インハイ戦績⇒団体3位・個人64強

この経験は、大学でも生かしていける

――韓国、中国チームの印象は?

中国選手はバックハンドが硬式テニスの打ち方で、私が対戦した選手はボレーをきれいにスライスで返してきて、やりにくい部分はありました(片野/島津でG⑤-1)。

韓国の選手は打球が直線的なので、それに押されるとボールも走らないと思ったので、できるだけ自分から先に積極的に打つようにプレーしました。そこがよかったのかなと思います(シングルスでG④-2、片野/土井でG⑤-2)。バックの引っ張りと流しがうまかったので、そこは見習いたいなと思ったところです。

――国際大会は国内の大会とどう違う?

海外の選手というふうに意識してしまうと、その意識がプレーにも出てしまうと思ったので、あまり意識しないように普段通りプレーすることを心がけましたし、それがよかったのかなと思います。

――この大会で得たものは?

普段とは違うペアで組んだのですが、普段一緒にやっているチームではない他校の選手と組んでも、元気よくプレーすることができたので、それは今後に生かしていきたいと思います。

これまで国際大会の経験などがなかったので、自分にとっては所属チームではない選手とペアを組むのは貴重な経験でした。その中でも、お互いにコミュニケーションをとって、元気よくプレーできたのは、すごくよかったと思う。

卒業後は進学を予定していますが、そういったことは、大学でプレーするにあたっても生かしていけるんじゃないかと思います。

小松のスマッシュは男子並み、尊敬してます

――日本のチームメートですごいなと思った選手と、その理由を。

みんなすごいんですよね。でも、学校でもペアを組んでいる小松(芹奈/東北高)はやっぱり能力が高いなと思いますね。スマッシュも男子並みに速い! 尊敬しているパートナーです。

――日本代表への特別な思いはありますか?

私自身は中学のときにそれほど成績を残していたわけではないんですけど、このように上のレベルで試合をさせてもらえたのは、すごくいい経験になりました。

今後もU-17で日本代表に選ばれたことに自信を持ってプレーしていきたいと思います。

ナショナルチームの日本代表は、遠い存在です。目指したいという気持ちはありますが、まだまだ自分のレベルは低いので。今回のことを自信にしながら、もっと大きく成長していくのが第一ですね。

●男子日本チーム(U-17選抜)
上岡 俊介(上宮高)
広岡  宙(上宮高)
林 湧太郎(高田商業高)
山根 稔平(高田商業高)
北本 達己(高田商業高)
根本 大地(高田商業高)

●女子日本チーム(U-17選抜)
島津 佳那(千代田女学園高)
下江 遥花(和歌山信愛高)
片野 理音(東北高)
小松 芹奈(東北高)
竹田 真樹(三重高)
土井あんず(三重高)

取材・文◎田辺由紀子 写真◎矢野寿明