TOPICS
大会
2018.08.30

ミックスダブルスは林田/上松が“悔しさも残る”銅メダル

3日目ミックスダブルス:第18回アジア競技大会2018◎8/28-9/1インドネシア・パレンバン

関連キーワード:
初のアジア競技大会で銅メダルに笑顔も出た

 アジア大会のソフトテニス競技は8月30日、パレンバンのJSCテニスコーで大会3日目に入り、ミックスダブルスが行われた。

 林田リコ/上松俊貴はこの日の初戦、L・CHAIWIT/B・THATDAO(タイ)に0で快勝すると、準決勝ではキム・キソン/ムン・ヘギョン(韓国)にG3-⑤で敗れ銅メダルが決まった。増田健人/黑木瑠璃華は準々決勝で余凱文/鄭竹玲(台湾)にG2-⑤で敗れ、8強で終わった。

 上松が悔やむのは第1ゲームを落として勢いに乗れなかったことと、G1-3とされてから2ゲームを連取してタイに戻したが、「その次のゲームを失ったのが痛かった。相手は大切なポイントをきっちりと奪ってきた」と振り返る。相手に崩されて敗れたというよりは、自らのミスも重なり、気付けば最後までリードを許していた。主導権を握れば、2人の攻撃力がもっと生きたかもしれない。

 林田も同じ気持ちだった。「(サービスを)入れにいってしまった。攻め方にも後悔があり、やり残して終わって感じです」

 それでも若い2人は明日からの団体戦を見据える。「金メダルを狙える可能性があっただけに、悔しいほうが大きいです。男子はまだこの銅メダルしかないので、必ず団体戦で金メダルを持って帰りたい」と上松俊貴が話せば、林田は「(アジア大会が)どんな感じなのか分かりました。勝負できる舞台だと思うので、先にリードして勝ちたい」と、今日の敗戦を無駄にはしないつもりだ。

●ミックスダブルス決勝トーナメント
準々決勝 増田健人/黑木瑠璃華 2-⑤  余凱文/鄭竹玲(台湾) 
準々決勝 林田リコ/上松俊貴 ⑤-0 L・CHAIWIT/B・THATDAO(タイ)
準決勝  林田リコ/上松俊貴 3-⑤ キム・キソン/ムン・ヘギョン(韓国)

 

ペースに乗れば破壊力のある上松/林田

増田は「ゲームに入りこめて(集中できて)いました。この状況は、自分がいいパフォーマンスをするための条件でもあるので、明日もしっかり集中して自分のプレーをしていきたい」と話せば、黑木は「ミックスでは学べたことも多かったので、国別ではもっと積極的なプレーをしていきたい」と話した

文◎福田達 写真◎小山真司