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2020.01.26

【東京インドア2020】男子は丸中/林湧(NTT西日本)、女子は高橋/半谷(どんぐり北広島)がV

ルーセントカップ第60回東京インドア全日本大会◎1/26駒沢体育館

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林湧(右)にとってはうれしい初タイトルだった

 1月26日(日)に『ルーセントカップ第60回東京インドア全日本大会』が駒沢体育館で開催された。男子は丸中大明/林湧太郎(NTT西日本)が、女子は高橋乃綾/半谷美咲(どんぐり北広島)が栄冠を獲得した。

 昨年の全日本選手権や全日本社会人、全日本学生選手権などの大会で上位の成績を収めた選手を中心に、男女6ペアずつが参加した今大会。AとBの2ブロックに分かれて行われた予選リーグの結果、男子Aブロックでは1勝1敗で3ペアが並んだが、丸中大明/林湧太郎(NTT西日本)が、船水颯人/上松俊貴(ヨネックス/早稲田大)と中本圭哉/鈴木琢巳(福井県庁)をゲーム差で上回り決勝に進出。また、Bブロックでは安藤優作/安藤圭祐(東京ガス/東邦ガス)が2戦2勝で突破を果たした。

 出場予定だった長江光一(NTT西日本)のケガにより急遽出場が決まった林湧だったが、昨年の日本リーグでも組んでいる丸中とのペアは、決勝で安藤優/安藤圭を圧倒。「僕等の出だしがよくて、G3−0にできたことが大きかった」と丸中。第4、5ゲーム目こそ安藤優/安藤圭に奪い返されたが、最後はG⑤−2で振りきってタイトルを獲得した。林にとっては、これが社会人での個人戦初優勝となるだけに「単純にうれしい。成績が出てホッとした感じがあります」(林)とタイトル獲得を喜んだ。

●男子決勝
丸中大明/林湧太郎(NTT西日本) ⑤−2 安藤優作/安藤圭祐(東京ガス/東邦ガス)

所属は違うが安藤兄弟の強さは際立つ

 女子のAブロックは、昨年の全日本選手権覇者・林田リコ/島津佳那(東京女子体育大)と、インカレ個人準優勝の笠井佑樹/久保晴華(日本体育大)という難敵に対して、全日本社会人女王の横山温香/大槻麗(東海市連盟/ダンロップ)が連勝して決勝へ。また、もう一方のBブロックでは、世界選手権個人ダブルス優勝の高橋乃綾/半谷美咲(どんぐり北広島)が、全勝で決勝に駒を進めた。

 決勝戦は、6ゲーム目を終えてG3−3となるなど、一進一退の攻防が続いた。それでも、地力に勝る高橋/半谷は「サービスゲームをキープできていたので、相手に流れがいかなかったと思う」(高橋)と、第7ゲームもしっかりと奪ってG4−3とリードを奪う。そして、最後はミスが出た横山/大槻に対して攻めきり、高橋/半谷が2年ぶり3度目の優勝を決めた。「勝ちましたけど、課題も見つかった。勝ちきれた自信もあり、今後に向けてモチベーションの高まる大会になりました」(半谷)。

高橋/半谷はインドア女王として王座を奪回

昨年の全日本社会人のように、このペアの強さは本物だ

女子決勝
高橋乃綾/半谷美咲(どんぐり北広島) ⑤−3 横山温香/大槻麗(東海市連盟/ダンロップ)

取材・文◎吉井信行 写真◎井出秀人