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2021.07.30

【インハイ】1年生ペアの挑戦!激戦区で手にした貴重なインハイ切符。これからの2年間につながる経験だった

インターハイ2021:男子◎7/29-31 石川県能登町・能都健民テニスコート

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仙台第三の1年生ペア、佐原/宇都宮

 7月29日(水)から8月4日(水)にかけて、ソフトテニスのインターハイが男子は石川県鳳珠郡能登町、女子は石川県七尾市で開催。30日から男子個人戦が始まり、314ペアがトーナメントで優勝を争う。この日は3回戦までを終えた。

 今大会には1年生48選手が参加している。前日の団体戦でも、小泉瑠唯(岡山理大附)、初鹿暁哉(東北)などが大舞台で力を発揮した。

 個人戦出場の佐原蒔人/宇都宮匠(仙台第三)は激戦区・宮城県予選を突破した1年生ペア。2回戦で白井宏宜/菊池孔生(霞ヶ浦)にG2-④と敗れたが、粘り強さも発揮した。

「無我夢中で県予選を勝てましたが、インターハイでの強いボール、速い展開には慣れないと思います。身体ができていないから、力で押し込まれると自分のテニスができない。そこが対応できるようになれば、もう少し頑張れるでしょう。自分から展開を作れると面白いテニスができる子たちです」と話すのは仙台第三、千葉英明監督。

 後衛の佐原はカットサービスなどを駆使して、サービスゲームを何とかキープしたが、リードする展開には持ち込めなかった。
「(相手の)球が速くて、つなげるテニスができず、後手、後手で。これからは攻めが必要かなと感じました。いい経験になったので、来年も来られるように頑張ります」と話す。

 前衛の宇都宮は「緊張で、ラケットが振れず、悔いが残りました。ビビッてしまったのが正直なところです。これから、しっかりと振り切れるようにして、攻めの形を練習してきます」と来季を見据えた。

 地元には強豪・東北が待っている。しかも、同級生たちも楽しみな選手が多い。それは簡単にはインターハイに出場できないことを意味するが、ポジティブに考えれば、さらに成長するために、地元で大きな経験が積めるということだろう。

「カットサービスは通用したので、その先を考えていきたい」と佐原

「レベルの違いを見せつけられたので、来年に向けて頑張っていきます」と宇都宮

 

取材◉福田達 写真◉川口洋邦