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2023.01.17

【第63回東京インドア】インハイ個人王者がトップレベルに挑戦! ③馬渕詩(三重高)の体感したことと収穫

ルーセントカップ第63回東京インドア◎1月15日/東京体育館

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夏の大会での活躍が印象的だった馬渕

 日本を代表する男女8ペアの選手が集結し、第63回ルーセントカップ全日本大会(東京インドア)が開催され、熱戦が繰り広げられた。今年も連盟・主催者推薦枠として、昨年夏のインターハイ個人戦を制した男女それぞれのペアが出場した。彼らが、国内トップレベルと対戦し感じたことと、全国の中学生へ向けてメッセージをもらった。第3回は馬渕詩(三重高)選手。

――大会を振り返ってください。
 とにかく、「1点が1本じゃない」こと。ポイントを取るのがとにかく大変。それから、高校生と比べて、前衛のレベルが高い=守備範囲が広いこと。例えば、インドアなのでいろいろな「ロビング」を使うのですが、つなぎや逃げのロビングは、ほとんど追っかけられてスマッシュ。全然通用しませんでした。
――印象に残った試合はありますか。
 私は初戦の鈴木/白崎(東京女子体育大)戦です。大学生のペアですが、この大会のレベルでも通用する「多彩なロビング展開」を持っていたので、とても勉強になりました。
――普段から向上心持つことを心がけているとのことですが、具体的には。
 一言で言うと、「敗戦経験の振返り」です。いままでも、負けた試合からたくさんのことを学び、次の練習に生かしてきました。単純かもしれませんが、負ける理由や原因には、勝つためのヒントがたくさんあります。今日の負けこそが向上心を上げるエネルギーです。
――中学生へのメッセージを。
 私は高校を寮生活でやってきましたが、テニスも大事ですが、当たり前の日常生活の大切さを知る経験になりました。食事・睡眠・試合前の生活リズムの調整などを自分自身で管理できるようになって、テニスも上達できると思います。

 最後の最後で高校生チャンピオンの座を勝ち取り、これまで、頑張ってこられたエネルギー源は1点の重みと敗戦の振返りの繰り返しだと語る。戦術面では今回の出場で、新たな気付きを得たとの手応えがあった。今後の活躍が楽しみな選手だ。

取材◎N石コーチ 写真◎井出秀人