
プレー&コラム
2025.08.16
【PLAY BACKインハイ2025】1年生の活躍が目立った男子。塚本光琉(岡崎城西)は団体優勝を決める勝利!
山口インターハイ◎7月24~27日(男子)、28~31日(女子)/宇部市中央公園テニスコート

多くの観戦者を集めた山口インターハイ。団体戦は観客席に入りきれない試合も多かった。今回は男子で活躍が目立った1年生を振り返る。
まずは塚本光琉(岡崎城西)だろう。同じ1年生の山田健太郎とのペアで個人戦の準々決勝に進み、準優勝となった山本一輝/笹川慈瑛とどちらも引かない試合を展開して、ファイナルへ。最後は4―⑦で敗れたが、勝ち進むにつれて多くの観戦者がコートを取り囲んだ。山田も普段通りのテニスができるのは1年生離れしていた。団体戦決勝の三番勝負のファイナル、塚本は相手のマッチポイントでも正確なボールを打ち返し、相手を前後左右にゆさぶりながらボールを選択していた姿は圧巻だった。

山田健太郎(岡崎城西)
個人戦準決勝まで勝ち進んだが、熱中症の症状で準決勝を棄権した木原祐翔(尽誠学園)。上青木中では1年時から全中団体優勝メンバーとなり、2、3年時に団体準優勝と常に活躍してきた。ペアの2年生、伊藤陽聖の幅広いカバーリング力と噛み合っていただけに、準決勝は残念だった。

木原祐翔(尽誠学園)
その木原/伊藤に個人3回戦で敗れた前田蒼生/林田遼太郎(髙田商業)だったが、団体戦ではレベルの高さを見せた。昨年の全中個人決勝を戦った2人がペアに。団体準々決勝の明徳義塾戦は三番勝負を勝ってチームを勝利に導いた。これから中心になっていく2人だろう。

前田蒼生(髙田商業)

林田遼太郎(髙田商業)
明徳義塾も林寿李稀が高田商業との団体準々決勝に出場するなど可能性を見せた。相手は3年生のペアだったが、序盤から一気にリードを広げたが、試合を終えることはできなかった。チームも悔しい敗退だっただけに、次の活力になるはず。

林寿李稀(明徳義塾)
文◎福田達 写真◎菅原淳、井出秀人