
大会
2025.08.27
【中学生王座】男子は刈谷朝日クラブが優勝! 清明学園中の3年生チームを決勝で下す
全国中学生王座決定戦2025◎8月26、27日/三重県四日市ドーム

8月26、27日、三重県の四日市ドームにて、「全国中学生王座決定戦2025が開催された。エースマネジメント代表の荻原雅斗氏が、人口減に直面している中学生たちに競技の楽しさを感じられる場の提供をということで開催された大会だ。最終日の27日には1位トーナメント準決勝から始まり、決勝戦はすべての研修大会を止めて、試合を全員で観戦。しかも、3面展開ではなく、1本ずつ勝負をして、優勝を争った。
男子を制したのは刈谷朝日クラブ。全中の個人戦2位の丹羽悠弦/山田隆真、3位の田中暖人/杉田陽星など強力な布陣に。対する清明学園中は全中個人3位の赤金泰河/宇田川成寿ら3年生が最後の団体戦を楽しんだ。試合はハイレベルな内容となって、三番勝負の最後までお互いが技術を競い合って、時間を感じさせない戦いになった。
「楽しみなさいと送り出しましたが、選手たちの意気込みもあり、逆に緊張感がありました。3年生も最後の団体戦で、締めくくれてよかったです」と刈谷朝日の榊原宏監督。
3年間、チームを牽引してきた田中暖人は、「全中は勝てなかったですが、都道府県全中とここを最後に勝てたのは良かったです」と話した。
敗れた清明学園中だったが、重冨コーチはこう話してくれた。
「3年生たちの引退試合として場所をセットしてくれました。あと一歩でしたが、小学校時代は無名だった選手ばかりでしたが、練習でよく頑張ってここまで来ました。努力の賜物だと感じています」
会場にいるみんなで観戦することで、選手たちのパフォーマンスは上がったように思えた。大会運営側が大切にしてくれたことで、素晴らしい戦いを目に焼きつけることができた。

優勝の刈谷朝日クラブ

準優勝 清明学園中
文◎福田達 写真◎宮原和也