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中学
2025.09.16

【中学生クラブ選手権】男子はNCT長崎(長崎)が全国初優勝! 勝ちたい気持ちが決め手に。

令和7年度全日本中学生クラブ選手権プレ大会◎9月13〜15日/千葉県・白子町

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男子優勝 NCT長崎(長崎)

 9月13日〜15日の3日間にかけて、千葉県・白子町テニスコートで令和7年度全日本中学生クラブソフトテニス選手権プレ大会が開催された。ダブルス、シングルス、ダブルスの3本で競い合った。男子1位・2位トーナメントでNCT長崎(長崎)が決勝でBLACK ROI(山形)を②-0で下し、全国初優勝を成し遂げた。

 初日の予選リーグでは2勝1敗の三つ巴となり、得失点差で1位に勝ち上がったNCT長崎。決勝トーナメントでは準決勝まで2-0で勝ち上がった。準決勝では1勝1敗で三番勝負に。大場蓮/帯山葉琉は福西遥斗/田﨑煌大を相手にG1-3とリードを許すもあきらめなかった。大場が力強いストロークで攻め、ファイナルに持ち込むと、最後まで主導権を渡さずG④-3で勝利した。

 決勝はBLACK ROIと対戦。2面展開で行われた試合は最初にシングルスの大矢昊叶がG③-0で菅野伶太を下して1勝目。優勝に王手をかけたが、1番手の大場/帯山は早坂崇輔/矢口成世にG1-3と追い込まれていた。隣のコートで行われていた3番の森太芽/村﨑丈瑠も髙橋慶大/本間陽心にG0-3とリードを許す展開だった。ただ、大場は「自分を信じることができた」と話すように、ダブルフォアードも交えながら攻めてくる相手に果敢に打ち込み、帯山のフォローも光った。2戦連続のファイナルゲームで、最後は6得点連取して優勝を決めた。

 4月のミズノカップで日本一に輝いたが、全中は初戦で敗れ涙を飲んだ。全員が3年生で挑んだ大会。試合後、大場は「最後は気持ちかなと思った」と話すと、帯山武敏コーチは試合後、「全中で悔しい思いをしたので出しきりなさいと、選手たちが頑張ってくれました」と労っていた。

 決勝で敗れたが、BLACK ROIは髙橋/本間が準決勝で多治見・Yataとの三番勝負を制し、決勝もG3-0とリードした。サウスポーから力強いストロークを披露した髙橋は「風も強い中チーム一丸となって団結してできた」と笑顔を見せた。

男子準優勝 BLACK ROI(山形)

写真◎藤井勝治