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2017.02.23

船水颯人が振り返る高校選抜「あのときグリップを変えたから今がある」

【WEB連載】船水颯人『JKTへの道』#07 高校選抜、グリップ

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3月28日に全日本高校選抜が開幕する。船水颯人は、1年時(2013年)に3位、2年時(2014年)にはキャプテンとして優勝を果たした。そのVも含め選抜4度優勝の名門・東北高校での選抜への取り組みと、そして船水颯人個人としてのある“修整”を振り返る。

ソフトテニスマガジン・ポータルでは、船水颯人の2018年ジャカルタ(JKT)アジア競技大会に向けた取り組みをインタビュー連載で追っていく。船水颯人『JKTへの道』第7回は、全日本高校選抜とグリップについて。

船水颯人/ふねみず・はやと 1997年1月24日生まれ、20歳。青森県出身。身長170㎝、右利き、後衛。黒石烏城クラブ(小1)→黒石中→東北高→早稲田大2年

センバツの体育館には、独特の雰囲気があった

――今回は東北高校時代に出場した全日本高校選抜大会の話を聞きたいと思います。1年生の初出場時(2013年)は3位でした。

実は入学前、中学3年生のときにも大会に同行していたんです(2012年・東北高は準優勝)。決勝の試合を見て、「勝てるかもしれない」と思いました。中学生の僕は「もっとできる」という自信があったのでしょう(笑)。

――実際に大会の舞台に立ったときは?

緊張しましたね(笑)。いざ選手として、センバツの体育館に入ると、独特の雰囲気があって……。

――1年生のときに印象に残っていることは?

試合に関しては、ほとんど記憶にないです。3番手だったので、あまり出場機会がなくて。いざコートに立っても、緊張して自分の中では何もできなかった思い出しかありません。初めての大きなインドアの大会で、本当に何も分からなかったです。

――翌年(2014年)の選抜は優勝しています。

2年生のときはコンディションが良くて、負ける気がしなかったです。調子も良かったですし、自信満々で臨みました。

個人主導の大学とは違い、高校時代は先生主導でトレーニングメニューの組み立てからピーキングをしていたんです。中津川(澄男)先生の指導を受け、目の前の練習を懸命にこなしていました。1年目の反省を生かし、トレーニングもしていたことを覚えています。

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東北高2年時の選抜で優勝

基本に立ち返り、練習に励んで、2年のセンバツへ

――ゲームの作り方などは、細かく指導されたのですか。

基本は『見て学べ』というスタイルでした。先輩のゲームを観察して、自分のプレーの参考にしていました。当時、東北高校ではセンバツやインターハイ前になると、過去に優勝したときの試合映像を必ず見ていました。極端な言い方をすれば、勝利のモデルケースなので、その通りにすれば勝てるわけです。

僕たちは明確なイメージ作りを行い、試合に臨んでいました。先生は狙いを持って、僕らに映像を見せていたと思います。昔の僕は、あまり深く考えていなかったのですが、自然と戦い方を頭に入れていたんだと思います。今思えば、改めて指導者のありがたみを感じます。

――高校時代に「これをしておけばよかった」と思うことはありますか。

もっと早くに直しておけばよかったと思うことはあります。高校2年生の10月、グリップの持ち方を修整したんです。天皇杯が終わったあとに、ある方に指摘されて。1年生のときからの癖で、面が下を向くように握っていて、ショットが安定しない握り方をしていたんです。

その助言を受けてから変わりました。当時は周りの意見を聞く耳を持っていなかったのですが、このままではダメになると自分でも思っていたので。基本に立ち返り、練習に励んで2年のセンバツを迎えました。

僕にとって、センバツといえば、大会前の、あの取り組みが印象に残っています。あのとき、グリップの持ち方のバリエーションを増やしたことによって、プレーの幅も広がりました。今の僕の『フリーグリップ』という考え方も、これがきっかけで考えるようになったんです。

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2016年の天皇杯で優勝。高2の天皇杯で、グリップを変える決意をしてから3年目の勝利だった

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次回は3月中旬に公開予定です。

取材・構成◎杉園昌之 インタビュー写真◎阿部卓功 プレー写真◎井出秀人(選抜)、江見洋子(天皇杯)

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