【インハイ】ミニインタビュー「刺激を持ち帰って、力をつけていってほしい」地元インハイで初戦を突破、田村
男子3日目団体戦:インターハイ2017◎7/22-29福島県会津若松市・会津総合運動公園テニスコート
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対策もしていた。それを出せなかったのが悔しい
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福島県の会津若松市で開催されているインターハイ。25日の男子団体戦で、学校法人石川と並んで地元・福島県代表として出場したのが、3年ぶり22回目の出場となった田村だ。
横浜創英(神奈川)との1回戦は、1番の守谷善太/小泉啓人、2番の草野緋夏/小野和磨が連勝して突破。しかし続く2回戦では、春の選抜優勝の第1シード、高田商業に1番の阿部悟/小野和磨が1、2番の草野緋夏/小泉啓人が0、3番の守谷善太/ミヒニャック瑠偉が1で敗れ、力の差を見せつけられた。
地元の大声援を受けて臨んだインターハイで、チームは何を学んだのか。松崎法夫監督と、3年生で主将の小野に話を聞いた。
松崎法夫監督(田村)コメント
――地元でのインターハイが終わりました。
松崎監督「結果を出して、大会の準備をしていただいている県民の皆さんに、明るい話題を提供したかった。特にソフトテニスは総合開会式よりも前に行われる、大会の最初の種目なので、結果を出して勢いづけられたらいいな、と思っていました。この大会を迎えるにあたって準備されたり、強化の方もいろいろあったので。ですが、結果はあまり思わしくなかった。相手が高田商業でしたが、もう少し善戦できると思っていたので、力不足を感じました」
「ただ、今回地元で戦い、第1シードの高田商業と試合ができて、実際に肌で感じたこと、通用したこと・しなかったことを、1年後にもっと良い結果を出せるように、高田商業に勝てるようにやろう、と選手たちに言ったところです。地元のインターハイを、そのきっかけにしようと」
――団体戦のメンバーは半分が2年生で、8人全員が試合に出場しました。経験を来年以降につなげたいですね。
松崎監督「そうですね。良い1年生もいるので、頑張っていきたいです」
――地元でのインターハイにはやはり、特別な思いがあるのではないですか。
松崎監督「もちろん、たくさんあります。天候のことを言えば、雨ではないときに全国の選手の皆さんにプレーしてもらえればよかったですが、こういう気象条件も外でやる競技は仕方ないことで、総合力が試されるのかな、と感じています。それでも一昨日、昨日と個人戦でもレベルの高い戦いを見せてもらい、会場にいる補助員の選手たちも、レベルの高さを目の当たりにしているでしょう。これが福島県のソフトテニスの競技力向上につながればいいですね」
――高田商業を倒すという目標に向けて、来年以降、どんなことを積み上げなければいけないと感じていますか。
松崎監督「個々の技術を高めることが、まず一つ。ウチの選手が言っていましたが『打球力が違っていた』ので、体を作り、技術を高める。そして最後のところ、つけ入るスキはあったのですが、自分たちの精神的な面で弱さが出ていたので、逆境に耐え、目標を達成できるだけの気持ちの部分も、やらなければいけないですね。心・技・体、すべてです」
小野和磨(田村)コメント
――インターハイを戦い終えて、どんな思いがありますか。
小野「準備段階で高田商業の対策もしていたのですが、それを出せなかったのが悔しいです。出せていたら、ああいう試合にはならなかったんじゃないかと感じています。そこは後輩たちにも伝わったと思うので、受け継いでくれるんじゃないかと思います」
――準備していたことを出せなかったのは、何が原因だったと思いますか。
小野「やらなきゃいけない、と力が入ってしまって、力みにつながったのが原因だと思います」
――とはいえ、重圧の中で1回戦を突破しました。地元代表の主将として、どんな風にチームをまとめようと思っていましたか。
小野「勝たなければいけないというプレッシャーは感じていました。主将としては、自分のためというよりも、周りのために、を意識していました。自分がお手本にならないとチームもついてこないので、チームを引っ張るために、他の選手のことを意識していました」
――地元でのインターハイ、応援団も数多く詰めかけていました。楽しめましたか?
小野「応援に応えられなかったな、という思いが強いです。個人戦も悔しい負け方だったので…(※3回戦でマッチポイントを握りながらも、2日目に進めなかった)。楽しめたのか、悔しいのか。感情がごちゃごちゃしています」
――後輩たちには、どんなことをやっていてほしいですか。
小野「プレーの精度という点で高田商業にはかなわなかったので、刺激を受けた2年生メンバーには、これを持ち帰って、試合に出ていなかった選手にも伝えてほしい。試合に出ていたメンバーが中心となって、力をつけていってほしいです」
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