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2017.08.21

【全中】団体は男子・杉戸中、女子・山陽女子中がV2、杉戸中は団体・個人2冠!

2日目団体:第48回全国中学校大会◎8/19、20長崎県長崎市総合運動公園かきどまり庭球場

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決勝は埼玉対決、チーム一丸の杉戸中に軍配

【男子団体戦】
■決勝
杉戸 ②-0 芝東
堀内駿斗/桑山信 ④-1 遠藤将矢/黒坂卓矢
折原諭/森翼   ④-2 初鹿結哉/江口賢都
幡谷康平/竹谷航洋 -  高橋海斗/野口快

準決勝2試合ともが「埼玉vs和歌山」のカードとなった男子。杉戸vs印南、芝東vs西和、それぞれ3番勝負の末、決勝は埼玉対決に。

連覇を狙う杉戸中、そして芝東中は、今季の県大会、関東大会、そしてこの全国大会と決勝での対決は3度目。第1試合は前日の個人戦で8強どまりとなり、不完全燃焼だった杉戸中の大将、堀内/桑山がスピード感あふれる展開でG④-1。

そして、2面展開で行われていた第2試合では、ここまで黒星も喫していた杉戸中の折原/森だったが、芝東中の初鹿/江口に対し、G2オールと競り合いながらも後半、思い切りのいいテニスで2ゲーム連取。2年連続の優勝を決めた。

杉戸中は、チームの要・堀内/桑山が「個人戦の悔しさ」(桑山)を爆発させ、初戦からトップに出て力強くチームを牽引する活躍を見せた。また3番には前日個人Vを果たした幡谷/竹谷を配し、安定感あるオーダーを築けた。さらに、中学からソフトテニスを始めた森や、その森とともに成長を続けた折原が優勝を決める勝利を挙げ、チーム一丸となっての連覇となった。

優勝・杉戸中、準優勝・芝東中はともに埼玉(撮影◎八木陽子)

山陽女子中が踏ん張り、粘って2年連続頂点へ

【女子団体戦】
■決勝
山陽女子 ②-0 修大附鈴峯
徳永栞波/井上爽蘭 ④-2 武市明香里/秋葉はるか
松岡琴美/松下日和 ④-0 森川愛月/内潟侑杏
渡邉紘加/犬飼のどか -  浅見今日子/濱島怜奈

山陽女子中は昨年優勝時に試合に出ていたのは3年の松下のみ。メンバーは変わったものの、「並行陣が多い中、前後左右に振られることが多いため、筋力強化のトレーニングを重ねました」と山陽女子・後藤明弘監督。その成果を発揮して苦しい試合でも踏ん張り、粘って連覇を決めた。

決勝は同じ中国地区の修大附鈴峯中。2面同時展開で行われ、第2試合の方が先に勝負がついた。昨年優勝を経験した松下が、1年の松岡との並行陣でG④-0と快勝。

第1試合は準々決勝以降、左足首をねんざした徳永とキャプテン井上が、前日個人2位の武市と秋葉のペアと対戦。動かされながらも、徳永はつなげて展開をつくってのテニスにシフトチェンジして対抗。パートナーをカバーするかのように井上は機を見てポーチに出るなど、積極的なネットプレーでG④-2。優勝までは厳しい場面もあったが、山陽女子は踏ん張り抜いて2年連続で頂点に立った。

全中男子団体戦
優勝:杉戸(埼玉)
2位:芝東(埼玉)
3位:西和(和歌山)、印南(和歌山)

全中女子団体戦
優勝:山陽女子(岡山)
2位:修大附鈴峯(広島)
3位:昭和学院(千葉)、千代田女学園(東京)

男子優勝・杉戸中
「勝因はチーム力です。選手たちを信じ、見守って」と杉山監督。プレーも気持ちの面でも、しっかりと選手たちが意識を持っていた杉戸中。快勝で2年連続の日本一に

男子2位・芝東中
「杉戸中とは3回目の決勝となりましたが、ウチは1、2年生もおり、胸を借りる気持ちで臨みました」と松田監督

男子3位・印南中

男子3位・西和中

女子優勝・山陽女子中
「走り込んできた成果が出ました」と後藤監督。3年生はV2の重圧もあったが、1年松岡、2年徳永がのびのびとプレー。相手に襲い掛かられても、それを振りきる精神的な強さも見せた

女子2位・修大附鈴峯中
前日個人戦で2位となった武市/濱島を分けて団体戦に臨んだ鈴峯。混戦の右のヤマを地力の高さで勝ち抜き、決勝へ

女子3位・昭和学院中

女子3位・千代田女学園中

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取材・文◎八木陽子 写真◎牛島寿人

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