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2017.09.05

【日韓中U-17の声⑥】上岡俊介(上宮)「韓国選手のバックの技術を取り入れてみたい」

インハイ戦士が国際大会で躍動◎8/25~27日韓中ジュニア交流競技会

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上岡俊介は日韓中でダブルス4戦、シングルス1戦を戦って5勝。U-17の山根、根本も一目置くストローカーだ

福島インハイの激闘から1か月、8月25日から27日まで茨城県の笠間市総合公園テニスコートで行われた日韓中ジュニア交流競技会(大会結果はコチラ)。日本チームはU-17から男女各6選手が出場した選抜チームで団体戦を戦った。

昨年に続く出場となった上宮の上岡俊介は、その経験も生かしてチームをけん引。抜群のストローク力が光ったが、「韓国選手のバックの技術を自分も取り入れていきたいと思った」と、普段は対戦することのない相手からどん欲に吸収する姿勢を見せた。

上岡俊介(上宮高3年)
右利き/後衛、和歌山県出身
福島インハイ戦績⇒団体3位・個人準優勝(/広岡宙)

動画を見まくる、船水さんの試合を見て戦い方を学ぶ

――中国、韓国と対戦しての感想を教えてください。

中国選手は基本的に硬式テニスの打ち方でした。一人すごく体格の大きい選手がいて、昨年も出場していた選手でしたが、レベルが上がっていました。勢いがあって、やりにくかったですね(上岡/広岡でG⑤-0)。

韓国選手はバックハンドのストロークが日本選手よりも数倍上手。ダブルスでは結構バック側をねらうんですけど、そのボールが普通に返ってきます。やりにくかったですし、逆に韓国選手のバックの技術を自分も取り入れていきたいなと思いました(上岡/広岡でG⑤-1)。

――国際大会は国内の大会とどう違う?

今年は日本開催だったので、周りも日本の方たちばかりだったので僕としては、やりやすかったです。去年も出場したのですが、去年は中国での開催で、周りに観客がほとんどいない中での試合で、逆にやりにくかったですね。僕は観客がいるほうが、気合いが入るので。

――この大会で得たものは?

韓国のバックを取り入れてみたいなと思っています。無理かな……とも思いますけど(笑)。

――具体的には、どういうふうにマスターしていこうと思っていますか?

動画を見まくる。うまい人の動画を見て、試行錯誤して……ですね。
技術を習得するためだけでなく、モチベーションを上げるためにも、テニスの試合はけっこう見ますね。

あとはダブルスの戦い方。船水(颯人/早稲田大)さんの昨年のアジア選手権決勝を見て、試合の戦い方を見たりしています。

大学2年で日本代表になれたら

――日本のチームメートですごいなと思った選手、見習いたいところなどを教えてください。

北本(達己/高田商業高)の安定感と、器用なショートクロス。今回、試合を見ていても全然負けそうな感じがしなかった。チームメートとしては心強かったですし、そういう安定感はいいなと思います。

――日本代表への特別な思いはありますか?

U-14からずっとやってきて、最終的にはナショナルチーム、日本代表になるのが目標なので、それに一歩でも近づけるように頑張りたいです。

――「いつくらいには」という目指す時期はありますか。

もっと頑張らないと、そこでは戦えないですね。技術的にも、心技体すべてで成長しないと。もっといろいろと磨いていって、大学2年くらいに最終段階の代表になれていたらと思います。

――直近の目標を教えてください。

国体(10月6~9日)と天皇杯(10月20~22日)。天皇杯はベスト8以上を目標にしています。上宮の先輩である内本(隆文/早稲田大)さんと丸山(海斗/明治大)さんが3年のときにベスト4に入って、そこからどんどんレベルを上げていった印象があるので、僕たちもその天皇杯で上のレベルで戦えるようにきっかけをつかんでいけたら。

●男子日本チーム(U-17選抜)
上岡 俊介(上宮高)
広岡  宙(上宮高)
林 湧太郎(高田商業高)
山根 稔平(高田商業高)
北本 達己(高田商業高)
根本 大地(高田商業高)

●女子日本チーム(U-17選抜)
島津 佳那(千代田女学園高)
下江 遥花(和歌山信愛高)
片野 理音(東北高)
小松 芹奈(東北高)
竹田 真樹(三重高)
土井あんず(三重高)

 

取材・文◎田辺由紀子 写真◎矢野寿明