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2018.08.05

【インハイ】男子個人戦優勝・下原/林(奈良・高田商業)インタビュー「リードされても負けることは考えなかった」

男子2日目個人戦:インターハイ2018◎7/30-8/6三重県・三重交通Gスポーツの杜鈴鹿庭球場

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男子個人優勝の高田商業・下原涼太/林湧太郎

7月30日(月)から8月6日(月)にかけて、ソフトテニスのインターハイが三重県鈴鹿市で開催されている。8月5日は男子個人戦が行われ、下原涼太/林湧太郎(奈良・高田商業)が優勝を果たした。

G0-2から4G連取で逆転優勝!

下原涼太/林湧太郎vs花岡忠寿/増田祐太という奈良・高田商業の同士討ちとなった男子個人戦決勝。立ち上がりに主導権を握ったのは花岡/増田で、増田の的確なポーチ、花岡の強烈なサービスなどで第1Gを④-0で取ると、勢いに乗って第2Gも制し、G2-0とリードを奪った。

だが下原/林は慌てなかった。下原が強烈なフォアで押し込んで相手のミスを誘うと、林のポーチやボレーも決まり始めて第3Gを奪い、そのまま一気にG3-2と逆転。こうなると試合の流れは完全に下原/林に傾き、第4Gも奪ってのG④-2で頂点に立った。

林は阪本崚(現・関西大)とのペアで優勝した昨年に続いて個人連覇を達成し、下原はインハイ初出場での優勝。試合直後、喜び冷めやらぬ日本一のペアに話を聞いた。

「高商でいい決勝ができた」(下原)

――優勝おめでとうございます!

 うれしいです!

下原 うれしいですけど、ホッとしています。この大会、頑張って個人戦も優勝しようと思って練習してきたので、勝ててよかったです。

――決勝の舞台に立ってみて、どんなことを感じましたか?

 あまり周りを気にすることなく、自分の「勝ちたい」という気持ちだけをコートに出していこうと思っていました。個人2連覇したいという思いがあって、初戦などではあまり考えずにチャレンジャーとしてやろうと思っていましたが、決勝だけは欲を出して、「絶対に2連覇するんだ」という思いで臨みました。

下原 高商の応援団も2つに分かれてくれましたが、ああいう雰囲気でいつも練習しています。元気良くやっていたので、高商でいい決勝ができたと思います。

――序盤はG0-2とリードされました。どんなことを考えていましたか?

 同校対決はずっとやっていて、G0-2くらいリードされることはありました。普段からやっているので、焦らずにやろうと思っていて、負けることは考えず、自分のテニスをやろうと考えていました。

下原 決勝は緊張しましたけど、相手は最初の良い部分が出てきて、良いテニスをしていたので、自分たちも頑張って良いテニスをしようと話し合っていました。

――下原選手は初のインハイでした。

下原 去年、後衛にうまい先輩がたくさんいて、いろいろなことを教えてもらいました。それで、だんだん近づいてきて、先輩たちを目標にやってきたので、こうやって優勝できてうれしいです。

――明日は団体戦です。林選手は昨年、個人戦は優勝しましたが、団体戦は優勝できませんでした。気持ちも新たになっているのでは?

 そうですね。こうやって個人戦で高商のペアが1位、2位、3位になったことで、周りの学校は向かってくると思います。それでも絶対に受けることなく、挑戦者として戦いたい。団体戦は3年間(2014年以来)、優勝できていないので、自分たちの代で優勝できるように、チャレンジャーとして、しっかりやっていきたいです。

下原 僕たちには団体戦で優勝するという目標があります。選抜で負けて、インハイこそは、という思いがある。明日が勝負なので、頑張ります!


写真・取材・文◎石倉利英

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