TOPICS
大会
2019.03.30

【高校選抜】3位の羽黒・澤田/荒木「外でどんどん鍛えていきたい」「個人でも力を発揮できるように」

第44回全日本高校選抜大会◎3/28-30愛知県豊田市・スカイホール豊田

関連キーワード:
大黒柱としてチームを牽引した澤田(左)と荒木

 全日本高校選抜大会最終日、東北予選1位の男子・羽黒(山形)は準決勝で東北(宮城)に1-②で敗れ、決勝進出はならなかった。昨年もこの大会で活躍し、今大会は無敗と大将ペアらしい堂々たるプレーを見せた澤田吉広/荒木駿に、戦いを終えての感想と今後への意気込みを聞いた。

全勝できたのはよかったけど、最後は悔しかった

――まずは大会全体の感想から。

荒木 チームの大将として自分らは絶対に負けられないという気持ちだったので、その通り全勝できたのはよかったですけど、最後(準決勝)は悔しかったです。

澤田 僕らは絶対に勝たなきゃいけないという中でしっかり勝てたのはよかったと思います。今後はチーム全体でレベルアップできるように取り組んでいきたいです。

――昨日から、チームとしてもうひとつ勢いに乗り切れないようところもあったように感じました。

荒木 勝負どころでのミスが目立って、他のチームよりそこが弱いのかな、というのはありました。試合の中で修正できなかったのが、今回負けにつながった。練習にはみんないい雰囲気で取り組んでいたのですが、まだ足りなかったのかな、というのが正直な感想です。

――ただ、それでも全国ベスト4までは来た。収穫もたくさんあったと思います。

澤田 最後はダメでしたけど、そこまでは競った試合でも勝ち切ってこられたので、そこはよかったところだと思います。

――東北高校には東北予選で勝っている。そこは意識しましたか。

荒木 普段から練習試合もよくやりますし、相手が『リベンジだ』と向かってくるのはわかっていたので、絶対に負けたくない、とチームの中で気合を入れていました。だから負けたのは本当に悔しかったです。

――ただ、澤田/荒木ペアは1番を落としたところから2番できっちり勝利し、大将の務めを果たしました。

荒木 去年から経験させてもらっているので、最近は焦りがなくなったというか、リードされても冷静にポイントできるようになったとは感じます。やっていて押されている感じはしなかった。よくない時はいつも自分たちのミスで取られるので、お互い声をかけ合って、いつも通りプレーできたと思います。

澤田 前半はあまりうまくいかなかったんですけど、途中からロブを混ぜながらやってうまくいって、そのまま流れに乗って行けたと思います。

――夏に向けて、この大会で得た収穫と、今後の意気込みを教えてください。

荒木 自分たちは個人戦で勝てていない。もちろん団体戦にも力を入れていくのですが、個人でも力を発揮できるように普段から意識していきたいです。乗れば自分たちは強いと思うので、まずは初戦を突破することを意識してやっていきます。

澤田 インドアと外ではテニスが結構違うので、外でどんどん鍛えていきたい。今回は競った時がダメだったので、その課題を克服していきたいです。


取材・文・写真◎直江光信

注目の記事

まだデータがありません。

映画『案山子とラケット ~亜季と珠子の夏休み~』
ベースボール・マガジン社
ベースボール・マガジン社
ソフトテニス・マガジンお詫びと訂正