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2022.09.07

【インカレ2022】男子シングルスは〝早明2年生対決″を制した米川結翔(明治大)が初優勝!

インカレ2022◎9月3~7日/宇部市中央公園テニスコート、維新百年記念公園テニスコート(男子)、キリンビバレッジ周南庭球場、下松市恋ヶ浜緑地庭球場(女子)

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苦しみながらも制した米川結翔(明治大)

 3年ぶりとなる全日本学生ソフトテニス大会(インカレ)が9月3日(土)から7日(水)にかけて、山口県宇部市、周南市、山口市、下松市で開催された。142人がエントリーした男子の全日本学生シングルス選手権は、6日、7日の2日間行われ、米川結翔(明治大)が矢野颯人(早稲田大)を④-2で下し、初優勝を飾った。

 米川にとっては初めて出場したインカレだったが、「このまま終わっていたら最悪のインカレだった、という思い出しか残らなかった」と思っている。東日本インカレを制し、今大会の優勝候補にも挙がっていた学校対抗は準決勝で敗退。選手権のダブルスもベスト32で敗れ、2日目に残ることもできなかったからだ。

 シングルスの戦いが始まっても、「状態があまり良くなかったので、期待していなかった」という。「とりあえず1試合、1試合やっていこう」と臨み、何度かあった相手にマッチポイントを握られた試合も粘ってものにしながら、しぶとく勝ち上がっていった。

 髙城直弥(日本体育大)との準決勝もファイナルの末に勝利し、決勝の相手は「小学生の頃から知っていて、同世代の中では一番のライバル」という矢野颯人(早稲田大)だった。「向こうは団体戦も個人のダブルスでも活躍していて悔しかったし、負けたくなかった。ここは一つ踏ん張らないといけないなと思って頑張りました」

 ゲームカウント2-2で迎えた第5ゲーム。デュースにもつれ込む接戦だったが、ここで米川の絶妙なドロップショットが決まって抜け出し、一気に頂点まで駆け上がった。「苦しい試合を乗り越えて優勝できたのは自信になります」と笑顔を浮かべた米川。日本体育大や早稲田大を追う明治大の主力選手として、今後のさらなる飛躍が期待される。

■男子シングルス結果
▼決勝
米川結翔(明治大)④-2矢野颯人(早稲田大)
▼準決勝
米川結翔(明治大)④-3髙城直弥(日本体育大)
矢野颯人(早稲田大)④-2荒木駿(早稲田大)

シングルス2位の矢野颯人(早稲田大)

シングルス3位の髙城直弥(日本体育大)

シングルス3位の荒木駿(早稲田大)

取材◎小野哲史 写真◎松村真行

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